ダウンタウン松本人志が女性問題を報じた週刊文春に対し、法廷闘争を宣言している。

 松本は8日、昨年末からの文春報道を受け、芸能活動休止を表明。Xで「事実無根なので闘いまーす」をファイティングポーズを示した。最高裁への上告までいった場合、訴訟期間は「5年近くになる可能性もある」(法曹関係者)という。

 芸能界では早くも〝勝敗予想〟が過熱。様ざまな著名人が持論を展開している。

 女子プロレスラー・ジャガー横田の夫で医師の木下博勝氏はインスタグラムで、自らの経験を踏まえ「文春側が、絶対的に有利です」と断言。その理由として「記事にある女性方が、万が一嘘を言っていたとしても、文春が勝ちます。理由は、真実だと記者が信じる理由があったと主張すると予想するからです。文春側は、顧問弁護士も超強いですし、取材がいい加減であったと松本さん側が証明するのは、ほば不可能だと考えます」と主張した。

 反対に文春の苦戦を予想したのは、2ちゃんねる元管理人で実業家のひろゆき氏。自身のユーチューブチャンネルで「(文春が)仮に法に触れるものをやっていたとして、その証拠を出すのってかなり難しいと思うんです」と述べた。

 続けて「裁判になった時に、証拠がない同士。証言で争わないといけない。『8年前に何かありました』という証拠って物理的に難しいじゃないですか。そうすると、その場にいた人が何をしゃべるかで大体決まると思うんですよね」と指摘。現場には松本と仲のいいタレント、放送作家がいたとされており「多分、証言は松本人志さん寄りの証言になってくると思う」と見解を示した。

 ひろゆき氏は裁判の難しさを踏まえ「証言だけで文春が勝つのは難しいんじゃないかなと思うので。何かしらの物的証拠が出れば面白いなと思うんですけど…。どうなんですかね」と話した。

 法の専門家である弁護士の見解はどうか。元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏はXで文春側の〝戦略〟を予想。文春側は「性加害の有無を争点にしない」とつづり「『性加害を訴える』被害者の存在を争点にするだろう」と推察した。

 続けて「これを法律用語では摘示事実と言い、これが報じた側の立証対象事項となる。性加害そのものを摘示事実として立証対象とすると、ここは真実は分からないとなる可能性が高く立証責任を負う文春側に不利」とした上で「『性加害を訴える』被害者の存在を摘示事実として立証対象とすると、性加害があったかどうかの真実は横に置き、現にそれを訴える被害者は存在しているので、文春側に極めて有利になる」とした。

 告発女性側がウソをついていた可能性にも言及。その場合「取材を尽くさずそのような被害者の訴えを記事化すること自体が問題になる」というが「一緒に飲食をした、ホテルで一夜を共にした、場合によっては肉体関係があったということになると、性加害の有無という真実はともかく、性加害を訴える被害者の存在は真実ないし真実相当性ありとなる可能性が高くなる」と解説した。

 その上で橋下氏は松本側の立場として「性加害を訴える被害者の主張のうち、どの部分までが事実で、どこからが事実でないのかを社会的に説明しておくことが有益になる」「会ったこともないという事実無根なのか、不同意のところが事実無根なのか」と提言。

 今後も様ざまな報道が予想され、その都度情勢が変わることが予想されるが、芸能界の大物による裁判は注目の的であることはたしかだ。