ジャニーズ性加害問題当事者の会の副代表・石丸志門氏が17日に取材に応じ、ネット上の誹謗中傷の被害について、警察署に相談したことを明かした。

 石丸氏は、今年5月頃から旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)の創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害を受けたと告発し、会のメンバーとして活動。直後から誹謗中傷が寄せられるようになったという。

 今回警察に相談した被害件数は78件。石丸氏は「毅然とした態度で断固たる処置を行う」「被害届を出すのも、被害者にとってはものすごく心労があることを世の中の、皆さんにはお分かりいただきたい」と話した。

 同会では、メンバーの40代の男性が、10月中旬に大阪の山中で発見され、死亡が確認された。

 代理人を通じて遺族が発表したコメントによると、男性は今年5月に被害について同事務所に訴えていたが、約5か月以上応答がなく放置されていたという。

 石丸氏は「旧ジャニーズ事務所の遅滞な行動と(ネット上などでの)誹謗中傷により、弊会のメンバーが1名命を落とす結果になりました。私は今まで耐えてきましたが、誹謗中傷は犯罪であるということを明確に知らしめるために、被害届を提出することになりました」と報告。

 続けて「誹謗中傷は、人の命をあやめる可能性のある行為。あいまいな気持ちで書き込むのは絶対にやめてください」と呼びかけた。

 また、一部の過激なファンが誹謗中傷を行っている可能性もあるという。同事務所の対応については「非常に甘いと思います。もっと積極的に、ウェブ、ファンクラブなどのあらゆる方法を通して、強いメッセージで誹謗中傷を止める、断固たる姿勢をとってほしい」と述べた。

 同会では、10月に代表・平本淳也氏が神奈川県警に告訴状を提出している。