◇松山裕基(29)大阪支部123期
来年1月から適用される2024年前期勝率は4・68と自己最高の数字をマークした。2024年後期適用の級別審査期間が始まった1日は地元・住之江の一般戦3日目。3Rでイン逃げを決めると11Rも4コースから3着と好発進を決めた。この後も5日目1Rで5コースからまくり快勝。期始めの4日間を7走2勝3着3本をまずまずの成績で締めくくった。
もちろん楽観はしていない。「2024年前期の級別審査期間も出だしの5月は良かった。でも、悪いエンジンを引いた時に良くなかった。それにエンジンの感触は良くても着を取れない時があった。勝率をドカンと稼げるわけではないのに悪い時の落ち込み方がひどい」と好不調の〝波〟が大きいことを実感しているからだ。
この〝波〟の原因もハッキリしている。一つはイン戦。5月から7月までの6か月のイン勝利数は7。「1着回数が少ないですね。中間着が多い。コース別勝率で見るとセンター枠はそこそこ取れている。1号艇が良くない。前の期はインで10勝できていないですから…」という。
もうひとつは「調整の引き出しが少なくて気象の変化にも対応できていない。引き出しも増やしていかないと…」と調整面の問題だ。直近の目標はA級昇格。「初優出、初優勝もしたいけど、A級に上がれば斡旋も増えてチャンスは来ると思う」と青写真を描いている。
最初からボートレーサーを目指していたわけではない。「大学の時は消防士になるか、と何となく考えていて、体はずっと動かしていた。筋トレやボルダリングをやったり…。体力に自信があった」という。
転機は「記念受験のつもりで受けた」というボートレーサー養成所の入所試験だった。「受かるだろうと思っていたら不合格。意地になって受験を続けて7回目で合格した」と、いつの間にかボートレーサーの道にハマっていた。
養成所時代は「成績はずっとドベ。落ちこぼれです。同期からも辞めるんじゃないか、と思われていたくらい」と振り返る。それでもボートレーサーとなり、間もなく丸5年。ジワリと勝率も上げてA級昇格を意識できるところまで歩んできた。今後も焦らず一歩一歩、着実に前進していく。
☆まつやま・ゆうき 1994年3月11日生まれ。大阪支部の123期生。大阪府出身。2018年11月に住之江でデビュー。2019年7月の宮島で初勝利。通算56勝。同期に前田滉、松本純平、西岡成美、上田紗奈、前原大道ら。












