「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の平本淳也代表と石丸志門副代表が27日、衆院予算委員会を傍聴した。

 岸田文雄首相は24日の所信表明演説に対する代表質問で、立憲民主党の吉田晴美衆院議員からの質問に旧ジャニーズ事務所の性加害問題に関して初めて言及している。

 この日は立憲のおおつき紅葉衆院議員からの質問に「旧ジャニーズ事務所自体が長期間にわたる性加害があったことを認めております。長期間にわたって広範に繰り返されていた事案だと認識をしております。決してあってはならない事件であります」と述べた。

 岸田首相の答弁を傍聴席で聞いた平本氏は「紅葉議員の強いメッセージの中で、総理がギリギリの線で答弁をされていた印象。核心の部分で私たち被害者と会う、会わない、対話をするしないという確たる言質が取れなかったのは、少し残念ではありますが、大きな一歩からの半歩、少しずつ前進したと思っています」とコメントした。

 石丸氏は「まず、岸田総理がジャニーズの問題を認識しているということは収穫だった。ただ、当事者、被害者と会う会わない部分ですとか、日本版DBS法案に芸能界を含む、あらゆる子どもを扱う企業を取り入れるというところまで踏み込むことが出来なかったことについては、非常に残念に思いました」と振り返った。

 岸田首相は現時点で当事者の会との面会は控える方針。だが、加藤こども政策担当相からは前向きな発言が出ていた。

「加藤大臣の答弁によりますと、ジャニーズの被害者と会わないということを断言したわけではありませんでした。まだ可能性として加藤大臣はもちろん、岸田首相とお会いできる可能性は、多分に残っているものと思います。可能性が残っている限りは、岸田首相に事実をお伝えしたいということを改めて強く申し述べたいと思います」と石丸氏は期待を込めて語った。