向井理主演のフジテレビ系ドラマ「パリピ孔明」が27日にスタート。秋ドラマの先陣を切ったが、SNSでは「NHK感」を訴える視聴者コメントが少なくない。

 紀元2~3世紀に力を振るった中国の軍師・諸葛亮(孔明)が現代日本にワープしたという物語設定。初回は向井演じる孔明が、ハロウィーンの渋谷とおぼしき狂乱の街で若者らの波にもまれたり、クラブでプロ並みにシェーカーを振る姿などが描かれた。

 こうした群衆シーンや、ヒロイン・英子(上白石萌歌)が歌い、人気シンガー・ミア西表(菅原小春)が圧巻のダンスを披露するクラブシーンの絢爛映像などがSNSで視聴者の話題になった。ほかに森山未來、ディーン・フジオカ、関口メンディーらキャスト陣も目を引いている。

 X(旧ツイッター)のコメントでは「なんかNHKの金かかってるドラマ見てる気持ちになったもんな(?)」「NHK感ハンパない」「NHKがまた真面目にふざけてドラマ作ってる…て思ってたけど、NHKじゃなかった」「映像がNHKっぽいなんて思って見てた」などと〝NHKテースト〟を感じたという視聴者の訴えがみられる。

 古代の人物がタイムワープするドラマといえば、千葉雄大と伊藤沙莉のコンビが評判だった2020年開始のドラマ「いいね!光源氏くん」シリーズをNHKが放送している。それもあり、「パリピ孔明」は「いいね光源氏くんってドラマ有ったの思いだした」「光源氏くん出てきそう(笑い)」と、余計にNHK感を増しているようだ。

 キャスト陣では、上白石が昨年の朝ドラ「ちむどんどん」に出演。関口は先日終わった「夜ドラ」の「褒めるひと褒められるひと」、八木莉可子が昨年度朝ドラ「舞いあがれ!」と夜ドラ「おとなりに銀河」、フジオカが「らんまん」に出ており、NHKイメージが残っている状態だ。

 スタッフも、脚本の根本ノンジ氏は来年度後期の朝ドラ「おむすび」の脚本を手がける。演出の渋江修平氏は江戸川乱歩や星新一の作品ドラマの演出陣に名を連ねた。いずれもNHKの仕事でも知られている。

 いわば〝大作タイムワープ劇〟の様相も帯びる「パリピ孔明」。渋江氏はXへの投稿で「音楽アーティストも総勢25組出演!」と告知している。