故ジャニー喜多川氏の性加害問題で激震走るジャニーズ事務所に新たな動きだ。「A.B.C―Z」の河合郁人(35)が、12月21日をもって同グループを脱退すると21日に事務所の公式サイトで発表した。所属タレントの大量離脱もささやかれる中、なぜ退所には踏み切らなかったのか。実は、ジャニーズでも人一倍「機を見るに敏」な性格だけに〝あえて退所しなかった〟とみられているという――。
「僕は40歳までに自分のMCの冠番組を持つ事 MCというポジションを定着させる事を目標としています(中略)今まで以上にもっと深くこの世界を経験し、極めていかないと自分の目標を叶えることはできないと思い個人での活動を選びました」
河合は脱退の理由をこう明かした。グループはこれまで5人で活動してきたが、今後は4人で続けていく。
A.B.C―Zは2012年にジャニーズ初のDVDデビューという形でスタート。今年5月にはメンバーの塚田僚一が体調不良のため休業するなど(先月31日に活動再開)、グループとしての活動はかなり低調気味だった。
ある音楽関係者は「シングルを出しても初週で2~3万枚の売り上げで、他のジャニーズに比べればひとケタ違う。河合はNHK『ザ少年倶楽部』(BSプレミアム)でも司会を務めているようにMC志向が強く、グループとして活動を続けていくのに限界を感じていた」と話す。
だが、ジャニーズ事務所は性加害問題で逆風が続いている。タレントの大量離脱もありうるとささやかれているが、なぜ河合は退所を選択せず、グループ脱退にとどまったのか。そこには河合の〝したたかさ〟が見え隠れするという。
ある芸能関係者は「河合は機を見るに敏な性格です。タッキー(滝沢秀明氏)がジャニーさんと一緒に動いていたときはタッキーに近寄り、タッキーが退社すればジュリーさんに近寄ったりと立ち回りがうまい。今回も計算して動いていると言われている」。
現在「ゴゴスマ~GO GO!Smile!―」(TBS系)、「ドデスカ!」(メ~テレ)といった情報番組にレギュラー出演している河合は、東京よりも地方でレギュラーや活躍の場を作っているジャニーズの中でも珍しいタレントだ。今回退所しなかったのは、その力学が働いているようだ。
「いくらジャニーズが性加害問題で揺れているといっても、地方に行けばまだまだ『ジャニーズ』という名前の威力はハンパではない。そういう意味で河合は事務所に残っている方が今のところ得策なのです。ただ、グループに残っていると急には動けません。そこでとりあえず低調なグループを抜けて、身軽になっておこうというわけです」(同)
もちろん、「ザ少年倶楽部」の司会というポジションを続けるためには、ジャニーズにいなければならないという事情もある。だが、同番組も存続の危機を迎えていると一部で報じられており、そういう意味でも身軽になっておくメリットは大きいのだ。かなり日和見的な動き方だが、この〝河合方式〟を検討しているジャニーズタレントは少なくないとみられている。
「今後、ジャニーズがどう性加害に向き合い、どんな新しい会社をつくり上げていくかで世間の見方も変わってくる。CMもテレビ番組出演もデビューできるかどうかも変わってきます。つまり、風向き次第でジャニーズに籍を置いていたほうがいい場合もある。なので、河合のようにまずはグループ脱退を目指すタレントは続くかもしれません」(同)
ジャニーズはどういう着地点を迎えるのだろうか。












