◇石本裕武(23)大阪支部131期
昨年11月3日の鳴門でボートレーサーとして初の実戦に挑んだ。そのデビュー戦でいきなり3着。〝大物感〟を漂わせた。この節は3着3本。2節目は舟券に絡むことはできなかったが、3節目となったびわこで3日目に2着、5日目の12月12日に早くも初勝利。翌日の最終日には2勝目をマークした。
今年7月のびわこでは初の予選突破。しかも予選3日間で5戦1勝2着3本という成績で準優では2号艇。3走前のまるがめでも節間4勝2着3本3着1本の活躍。準優にも再び2号艇で進出した。そして前走の若松ルーキーシリーズでは予選を6戦4勝でクリアし準優1号艇をゲット。デビュー初優出も決めた。2023年後期勝率は3・31。そして来年1月から適用される2024年前期適用勝率は13日現在で5・44とA2昇格も十分狙える位置にいる。
しかし、石本自身の口から出るのは「勝率とか数字を見ると悪くないかもしれませんが、まだ道中で抜かれてしまったり、取りこぼしが多い。特に水面が良くなくて乗りにくいレース場だとそういうケースが多い」という反省の言葉ばかりだ。
これも早くから石本自身が高い目標を抱いていること、そして、それが実現できるという自信の証しだろう。「まずA2級に上がって来年はA1。そして記念に出たい。活躍してトップルーキーに選ばれれば記念に出場できるチャンスも増える。早く上のレベルのレースを経験したい。焦るつもりはないけど、やっぱり早くから経験した方がいいと思う」と静かな口調ながら力強く将来構想を明かす。
初優出を果たした若松ルーキーシリーズでスロー水域も解禁。インでは2戦2勝、2コースからは1、3着、3コースから2勝とまずまずの〝スローデビュー″を果たした。それでも「まだ入り始めたばかりですからね。それにルーキーシリーズだったから、それほどコース争いも厳しくなかった。進入が深くなったりした時にしっかり対応できるか。これから練習していかないといけないですよね」と気持ちを引き締めている。
「しっかりと展開をつけるレースをしたい。旋回力、調整力を磨いて空いたところをまくり差す。そんなレースをファンの皆さんには見てもらいたい」。まだデビューから約10か月。そんなことを忘れさせる風格を漂わせている。
☆いしもと・ひろむ 2000年8月13日生まれ。大阪支部の131期生。大阪府出身。2022年11月に鳴門でデビュー。1か月後の12月びわこで初勝利。今年8月に若松で初優出。同期に田中駿兵、石渡翔一郎、花田凱成、山口晃朋、井上遥妃、野田昇吾ら。












