ボートレースびわこのGⅡ「第67回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」は2日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の藤原啓史朗(33=岡山)が逃げ快勝。今節は8戦全勝で、2009年4月の大村GⅡ「第13回競艇祭」の服部幸男以来となる史上5人目のGⅡ完全Vを達成。また通算4回目の優勝は、うれしい特別戦初制覇となった。

 今大会の主役はラストバトルでも輝きを放った。全部の足を完璧に仕上げた20号機を駆って、コンマ11のSから力強く1M先制。「スリット後に3番(広瀬将亨)が見えたけど、先に回ってしまえばバックでも伸びるので大丈夫と思った。残る5回のターンマークを大事に回るだけ」と押し切った。

 普段はほとんど気にすることはないと言うが、この日だけは違った。S展示を終えてからは緊張感が漂ったという。しかし「吉田(拡郎)さんから『徳を積んでおけ!』と言われて、普段より多く雑用をして本番を待ちました」。心を落ち着かせて、最高の結果をたぐり寄せた。

 表彰式では「ボートレーサー人生の中で、自分がこういうタイトルを取れるとは思ってなかった。今節はエンジン抽選時に、ひとつ前で回した同期の松尾充が(20号機を引き当てる)いい流れをつくってくれた。節間のレースでも、いい流れでこられた。うれしいのひと言です」と喜びを爆発させた。スターダムを駆け上がる俊英は、詰めかけたファンから万雷の拍手を浴びた。

 なお、6日間の総売り上げは61億2196万5400円。目標の45億円を大きく上回り、大盛況のうち、幕を閉じた。