落語家の笑福亭仁智(70)が2日、大阪市・なんばグランド花月で「芸歴五十周年記念 古希記念公演」を開催した。

 仁智は2021年に芸歴50年を迎えたが、コロナ禍により開催を見合わせ52年と2日を迎えたこの日、古希記念とともに独演会を開催した。

 独演会では、仁智の100ある新作落語作品の中から「多事争論」と「EBI」を披露。老いを感じさせない張りのある声と流ちょうな語り口でファンを笑わせ、最後には「もうちょっとだけ落語、やりますわ」と今後への意欲を語り、ファンを喜ばせた。

 終演後、読売テレビ「ジャスコ奥さま便利帖」の5代にわたるアシスタントとスタッフらから花束を贈られると「人間、長いことやっていたら、こんなにうれしいことがあるんですね」と喜んだ。

 公演の合間には、会場にヒストリー的な映像も流された。感想を聞かれた仁智は「若い頃は毛があったな」と軽く笑わせ「今見たら、節目節目で思う所があったのか、新たに何か始めているような印象がありますね。70歳だからぼちぼち何かせなあかんかな。落語つくりたいな」とコロナ禍が明けた事もあり、さらなるチャレンジに意欲を見せた。

 ゲスト出演した笑福亭鶴瓶について「彼は落語を本格的に始めて20年という事で、噺家の中でも重鎮の域で、松竹と吉本という意味で意識もしながら、彼の活躍も見て心してやらなあかんな」と思っていると答えた。

 今後については「吉本に落語を漫才・新喜劇・落語と横並びにみてもらえるような活動をしていきたい」と抱負を語った。