5月に歌手活動を引退する大御所・橋幸夫(79)が12日、都内で会見。〝橋幸夫2世〟として自身の楽曲を歌い継いでくれる歌手を募集すると公表した。

 所属事務所「夢グループ」の石田重廣社長によると、応募資格は高卒以上で、合格後は上京し夢グループ社員として1~2年間、下積み生活できる人。橋の希望は「できるだけ若い人たち」。プロ・アマ問わずで「私より歌のうまい人を選びたい」そうで、容姿についてはこんな注文をつけた。

「やっぱり、キチッと立つ姿も格好よくて、(石田)社長が『女性も求めてるよ』って言うから〝女性の橋幸夫ってどんな人なんだろう〟と思って、それはイメージがありません。だけどやっぱり『すてきだね』って言われる人を選びたいと思っています」

 応募締め切りは2月17日で、翌18日に東京・池袋で公開オーディションを開催する。予選で1分間、橋の持ち歌を披露、面接など2次、3次審査を経て、その日に合格者を最大3人まで決めるという。「(橋の)モノマネはしてほしくない。厳しい審査をしたいと思います」と橋。自身の息子は元俳優で、おいは現役の演歌歌手だが「応募するならどうぞという感じ」だという。

 気になるのは芸名。最後の「お」は、橋幸夫の「夫」と、橋の本名「橋幸男」の「男」以外の漢字を、橋がそれぞれに付ける。読み方はみな同じ「はし・ゆきお」なため、複数の2世が誕生した場合は、衣装の色を赤、青、黄色と分けて差別化するという。歌手引退後の橋は、「橋幸夫」の名で書と画の創作活動に没頭する計画だが、その傍らで後進に歌の稽古をつけ、マネジャー的な業務も任されるようだ。

 橋の歌手として最後のステージは、5月1日のコンサート。この舞台で2代目・橋幸夫が初お披露目され、初代・橋幸夫との最初で最後のデュエット披露も予定している。当面は新曲を出さず橋の楽曲をカバーし、単体だけでなくユニット活動も視野に入れている。

〝新・橋幸夫〟がブレークし、その後もオーディションを重ねて増員する可能性については「もしかしたらあるね。そしたら社長がグループにしちゃうでしょうきっとね」と橋はニヤリ。AKB48を念頭に取材ディレクターが「48人ぐらい?」と振ると、「そうすね、いいすね~。忠臣蔵じゃないけどね」と橋もノリノリだった。

 この日はNHK「ニュースウオッチ9」のメインキャスター・青井実アナも直撃取材に訪れたほど。多くの報道陣が集まり、橋は「なんか、これから自分がデビューすんのかなと思っちゃうくらい…。ホントに感謝しています」と喜んでいた。うれしがっていた。