ボートレース鳴門のSG「第25回チャレンジカップ」は23日、予選2日目を終了。グランプリ出場を狙う王者・松井繁(53=大阪)が快気炎を挙げている。

 2日目午前中は強いホーム向かい風が吹く典型的な〝まくり水面〟で1~3Rまで1号艇は3連敗と苦戦していた。
 
 この厳しい状況の中、4R1号艇の出番を待っていた百戦錬磨の王者は「インの負けが続いてたからね。向かい風もキツかったし、スタートは行くつもりで行った」とコンマ04の気迫の踏み込みから先マイ。3コースから握って強襲した池田浩二も軽快な足で振り切って今節初勝利を挙げた。

 舟足に関しては「分からへんけど足は普通くらいとちゃうかな。いいエンジンだし、ペラには自信あったけどね。もっと出すつもりやったけど全体に普通ですよ。『足はいい』って言わせたいのは分かるけどね(笑い)。いろいろやってるけど、今のところ悪い足じゃないから、この辺で行こうという感じです」と〝普通〟を貫く。

 強敵が揃ったSGで勝ち切るためには調整で妥協できないことは誰よりも知っている。少しでもエンジンを上のレベルに仕上げたい思いが強いだけに〝普通〟という言葉になるのだろう。ただ、舟足同様に軽快な口調は〝好調の証し〟だ。

 現在、賞金ランク27位。グランプリ出場のためにも〝優勝〟が欲しいところ。GPへの執念は人一倍。それでも「いつも通りですよ」とサラリ。現役最多のSG12Vを誇る王者の〝クールさ″が不気味だ。