飯塚オートのGⅠ「開設66周年記念レース」は23日、12Rで優勝戦(8周戦)が行われ、加賀谷建明(44=川口)が得意の湿走路で圧勝を収め、うれしいGI初優勝を達成した。

 かぁがや~!! 川口の快速派であり、オート界屈指の湿走路巧者がド派手な快気祝いの大花火を打ち上げた。

 加賀谷はスタート4番手につけると2周2コーナーで岩崎亮一(46=山陽)をまくり、バックストレッチでは浦田信輔(49=飯塚)をインから退け、3コーナーで逃げる中村杏亮(27=飯塚)をまくってアッという間に勝負を決めた。

「このタイミングで(GIを)優勝するとは思わなかったのでビックリ」と本人が語るように、まさにミラクル。脳と脊髄にできた腫瘍の摘出手術のため8月のSGオートレースGP後から欠場していた。今大会が復帰戦だったが、あれよあれよの優勝――。

「雨で(同期の重富)大輔(今年4月に病気のため死去)が背中を押してくれたのかな。入院しているときもファンの方や周りのみんながすごく応援してくれたので、ありがとうと言いたい」

 フライング過多は玉にきずだが、スピードがあり湿走路も大得意な愛されキャラらしいドラマチックなGI初Vだった。