◇松田祐季(36)福井支部98期

 ボートレース鳴門のSG「第25回チャレンジカップ」、GⅡ「第9回レディースチャレンジカップ」が22日に開幕する。今大会で年末の大一番グランプリ、クイーンズクライマックスの選考順位が最終決定。一発逆転での出場、初戦の好枠と「その先の決戦」を見据えて、様々な思いが交錯する。カウントダウンコラム第1回は10月のGⅠVで滑り込み出場を決めた松田祐季が意気込みを明かした。

 10月の児島70周年記念を制して、2019年の桐生大会以来、2回目のチャレンジカップ出場を決めた。「グランプリみたいに〝ヨシ、チャレンジに行くぞ!〟っていうものはないけど、出られる選手の数も他のSGより少ないし、価値あるSGだと思ってます」。出場選考期間終了間際に賞金を上積みして〝逆転出場〟。勢いとツキは他の選手よりある。

 SGの出場は2020年の宮島グラチャン以来、2年半ぶり。「久しぶりなんですごく楽しみにしてます。メンバー的には普段のGⅠとそんなに変わらないし、児島で優勝できたことで自分にも意外にチャンスはあるのかな、と思うようになりましたね」と、さらなる欲も出てきた。

 児島で優勝する2節前の尼崎GⅠでも優出しているように、エンジンが偶然、噴いたから好結果が出たわけではなない。「ここ最近は鈴木勝博さんにペラをいろいろ教わって、しっかり出せているのがいい結果につながっている」と調整面の確たる裏付けもある。

 鳴門は今年すでに3節走って現在4連続優出を継続中だ。7月には優勝も飾っており結果を残している。ただ「あんまり好きじゃないんですよね。成績が出てるけど、そんなにイメージがいいことはない」と首をかしげるように難水面を自信を持って乗りこなしているわけではない。

 同期には女子トップクラスで活躍する平山智加、松本晶恵もいる。デビュー節の2走目で初白星を飾っているように98期の中でも将来性を高く買われていたことも考えれば、これまでSG優出1回(2019年児島ダービー)は物足りなさも残る。「僕はガツガツすることはないですからね(笑い)。もともとイケイケの選手じゃないし、昔から性格的にも全然変わってないと思いますよ」と笑みを絶やさず、周囲を和ませる人柄が魅力でもある。

 前走の蒲郡一般戦でFを切り、攻撃力が多少落ちるのはは仕方がない。「気持ちを切り替えて、前を向いて行くしかない」。これまで2回のGⅠ優勝、そしてSG優出もすべて秋口。得意の時期とあってグランプリ出場権獲得へ向けた〝一発大逆転〟も夢ではない。