〝少年革命家〟でユーチューバーのゆたぼん(13)が、日本一周中に挙動不審の運転を繰り返す車に遭遇。注意喚起もむなしく車は、道路脇に転落してしまい、救出までの一部始終を11日までにユーチューブ上で報告。父親の中村幸也氏も、ゆたぼんが戦慄した瞬間を振り返った。

「ゆたぼんスタディ号」で日本一周の旅を始めたゆたぼんが、衝撃の現場に遭遇したのは先月のことだ。中村が運転するスタディ号で、北海道の根室から知床方面に移動していた夕方、前を走る軽自動車の異変に気付いた。

 片側一車線のガードレールがない道路で、車はフラフラ運転で、時に車線をはみ出し、対向車線を走行してしまうことも。中村氏がクラクションを鳴らしたことで、気づいたのか、慌てて本線に戻って、正面衝突をギリギリで回避する時もあった。

 一方で、軽自動車はフラフラ運転を繰り返したかと思えば、普通の運転に戻るなど、挙動不審な動きを繰り返した。

「最初は煽り運転かなと思って、距離をとって、クラクション鳴らしても止まらない。追い越して、前に出て、停めようとも考えたが、ぶつかったら悪くなるし、運転している人がどんな状態だか、分からないので、無理に止めてもヤバい」(中村氏)

 居眠りや酔っぱらいならまだしも、薬物や興奮状態などさまざまケースを想定しながらも、信号で止まれば、意を決して、運転席に呼びかけようとしていたというが、北海道郊外の一本道で、信号はほとんどなければ、赤信号で停止するタイミングもなかった。

 助手席のゆたぼんは軽自動車が危険な運転をするたびに「スレスレやで」「仕事が忙しくて疲れたのかな」「ヤバい、ドキドキしてきた」と、どうしたらいいかわからず困惑するばかりだったが、異変に気づいてから約20分後に軽自動車は対向車線にはみ出て、そのまま道路わきに転落してしまった。

 すぐさまスタディ号を飛び出したゆたぼんと中村氏は、深い茂みの中に横転した軽自動車を見て、警察に連絡。ほかにも人が集まり「エンジンを切って」「窓を開けて」と運転手に促したが、行動に結びつかない。

「中にいたのは年配の女性で、混乱していたのか、ドアの開け方も分からない感じで、みんなで車を起き上がらせましょうと大人4人で戻して、救出しました」(中村氏)

 助け出された女性は「大丈夫です。(運転中に)寝てはいないですけど、ちょっとめまいとかしていて」と話し、止まったり、休憩しなかったことには「帰りたくって」と話したが、自宅のある方向と完全に逆方向へ向かって、走っていたことに気づいていなかったようだ。

 約30分後に救急車が到着し、女性は念のため病院に搬送された。

 ゆたぼんは「事故しちゃったおばあちゃんはかすり傷だったが、ずっとフラフラしていたので怖くて、事故っちゃったが、おれらも気を付けようと。みんなも事故には気を付けてください」と呼びかけた。

 学びの場として、日本全国を回っているゆたぼんだが、忘れられない出来事となったに違いない。