韓国の人気グループ「BTS」をめぐる兵役免除についての世論調査は中止となった。韓国国防部は先日、BTSの兵役特例に関して年内にも結論を下すとし、その参考として、兵役免除を認めるかどうかの世論調査を行うと伝えられていた。しかし、国防部は2日までに「世論調査は実施しない」と正式に発表した。
韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏はこう語る。
「いくら人気アイドルで外貨獲得に功績があったとしても、国民の義務である兵役の免除を世論調査で決めるということに、国民が大反発するのは当然のこと。国防部への反発にかなり苦慮してのものでしょう」
世論調査をするまでもなく、「特例を認めない!」という韓国の若者の声が多かったのだろう。それだけ韓国の若者にとって、兵役は非常にナーバスな問題だ。
「コネ社会の韓国では、有力政治家や財閥オーナーとそれにつらなる一族の兵役逃れは公然の秘密とまでいわれています。それゆえ、まじめに兵役につく若者にとって、それら〝特権階級〟への恨みはすさまじいものがあるのです。むろん、人気タレントという理由だけで、兵役が免除されるなどということは、許されるものではありません」(同)
とはいえ、〝特権階級〟以外にも、五輪メダリストが兵役免除される例もある。
「BTSが現在もトップスターであり、外貨を稼ぎまくっているなら、兵役免除も仕方がないという世論もわき上がるでしょう。しかし、BTSもすでに旬が過ぎようとしているグループです。〝水に落ちた犬はたたく〟のが韓国の国民感情です。もし兵役免除を認めたら、やっかみが恨みに転じることも十分ありえるでしょう」と但馬氏は話した。












