歌手生活15周年を迎えたゴージャス松野(55)がデビュー曲以来のシングル「おまえのバラード」を5月4日にリリースする。シングル曲以上に注目は、カップリング曲の「トコトン酒」だ。まるで女優の元妻・沢田亜矢子(67)との離婚騒動を振り返るかのような歌になっている。歌手、そしてプロレスラーとして活動する松野を直撃した――。
1997年に勃発した沢田との離婚騒動を経て、松野は2000年に田代純子とのデュエット「心酔わせて」で歌手デビューを果たした。それ以来となる久しぶりのシングルをリリース。5月28日には福島で「デビュー15周年新曲披露ディナーパーティー」を開催する。
「おまえのバラード」はムード歌謡曲、「トコトン酒」は演歌調に仕上がっている。中でも「トコトン酒」の歌詞は<妻がフラリと姿を消した>など、まるで松野の人生を振り返るかのようだ。
「(離婚騒動を)連想されますかね? あれから15年以上たっているのでどうかなというのがあったんですけど、誰でも経験するような歌詞ですので、代表選手の私が歌っているということです」
東宝芸能に入社し、マネジャーとして芸能界を歩んできた松野だが、沢田との結婚、離婚を経てからはあまりにも波瀾万丈の人生だった。歌手はもちろん、AV男優やホストとしても活動。02年にはプロレスラーデビューも果たした。
松野は「過去は過去の問題として、逆に離婚騒動をキッカケに、大好きなプロレスの世界にも入って、おかげさまで15周年。歌の世界も好きだったので、ステージに上がって、CDまで出して仕事ができています。当時はいろいろ騒がれてつらいこともありましたけど、こうやって元気にやっていられるわけで、自分的には結果オーライだな、と…」。
基本的に前向きな松野が、本当に参ったのは08年に起こったアクシデントだ。うつ病の治療のため薬を服用していたところにアルコールを摂取し、一時心肺停止状態となったのだ。プロレスラーと歌手の両活動を一時休止せざるを得なかった。
復活するキッカケとなったのは11年の東日本大震災。当時も今も福島県在住の松野は歌手として避難所を慰問した。震災直後に元気な顔を見せるという意味でプロレスラーとして久しぶりにリングに上がったところ、大きな歓声を浴びた。
「心肺停止になってから、復帰は難しいと思っていました。私も福島で震災に遭い、自分も何か力になりたいなと思って避難所を歌で巡回させていただきました。それが自分の人生を見つめ直すいい機会だった。それまでの心身ともに不健康な状態を改善し、人生を変える良いキッカケになりました」
震災を機に、大好きだった酒もやめ、プロレスのために肉体づくりに励んだ。結果、55歳とは思えないほど絞り込まれた肉体が完成した。
すっかり生まれ変わった松野は今後の目標について「とにかく歌をヒットさせて、レコード大賞、紅白…。15年ぶりのCDなのでそのくらいの気持ちで作りました。年末はスケジュールを空けておきます。紅白が終わったら後楽園に飛んで、年明けプロレスをやる」と力強く宣言した。












