メキシコ人の父をもつ新人ハーフタレント杉山セリナ(18)が4日、麻薬や腐敗が蔓延するメキシコ北部の現状を描いた米映画「ボーダーライン」(9日公開)のトークイベント(都内)に登場。デーブ・スペクター氏(年齢非公表)を相手に「(幼稚園の)年長から小学校5年生あたりまで」住んでいたメキシコでの驚がく体験を明かした。
同作の舞台は「世界で最も危険な殺人の首都」の異名を取る国境都市フアレス。杉山がいたのは、そこから南南東に800キロあまり下ったトレオンで、「ディーラーがアメリカにドラッグを運ぶための関所。だからそこを狙って抗争とかいっぱいあった」と語った。
先月出演したテレビ番組で「生首を切って並べるっていう事件が多かった」などと話したのが映画関係者の目に留まり、同イベントに招かれた杉山。現地の学校に通っていただけに、その証言は実に生々しい。
「学校にも(友達の)お父さんが警察官だけど『マフィアと絡んでるよ』みたいな噂とかありました。だからマフィアのことを悪く言うとちょっと怖いよね、みたいな」と話し「(市民が)マフィアに囲われてんですよ、常に。だから大麻とかも、私の友達の友達がやってたりとか、結構近いところで出回っていた」と明かした。
また、発砲騒ぎもしょっちゅうあったという。
「例えば夜みんなで食べてるときにパンパン聞こえてくるんですね。銃声があるときは必ず家の電気を消さないと、近くにいることが分かるので。誘拐がいっぱいあって、対策として電気を消すってのはありました」
こうした壮絶体験を持つだけに、杉山は元プロ野球選手・清原和博被告(48)の覚醒剤事件が日本で大騒ぎになったことを違う意味で驚いている。
「だって、みんな(麻薬を)やってたりしませんか? メキシコでは本当に、大学生のコンパとかで『飲め!飲め!』みたいなのを麻薬でやってたりとか…。『ダメ。ゼッタイ。』って(薬物乱用防止の標語が)あるじゃないですか。(メキシコの学校では)薬物講座、一切ないんですよ。薬物がダメって教えられてなかったら、分からないじゃないですか、ダメって。で、気分がよくなってやっちゃうって人も大勢いると思うので、そういう対策は絶対したほうがいいなって思います」
こう訴えた杉山は「ホントに日本に来て今こうしていられるのがすごい幸せ」としみじみ語った。












