格闘技イベント「RIZIN LANDMARK vol.2」(6日配信)で、ムエタイ最強戦士・吉成名高(21)が白幡裕星(19)に完勝。RIZINでの連勝を5に伸ばした。

 吉成は日本人で初めてムエタイ2大殿堂「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」のタイトル統一をミニフライ級で達成。2020年8月から参戦したRIZINでも4戦連続KOとその実力をいかんなく発揮して、〝キック界の神童〟那須川天心の対戦相手として注目が集まっていた。

 しかし、那須川戦は「ヒジなしのキックボクシング55キロのルールでは自信を持って天心選手の前に立つ心技体が準備できない」と条件面がネックになり、吉成が回避。これで一時RIZINとの間に溝が生まれたが、2月に榊原信行CEOと和解して今回の参戦となった。

 ゴングが鳴ると、1ラウンド(R)は吉成が相手の出方をうかがうようにジャブや前蹴りを放ちつつ距離を保つ。これで相手を見切ったか2R開始とともに仕留めにかかる。序盤、飛び込んできた白幡に右フックを合わせて最初のダウンを奪取。さらにその直後に左の拳をアゴにもろにヒットさせて2R1分2秒、レフェリーストップのTKO勝ちをつかんだ。

 試合後、マイクを持った吉成は「今回いろんな件があって、自分のために動いてくださった方々のおかげでRIZINのリングに戻ってこれました」と感謝の言葉。相手の白幡に「何度か一緒に練習したことのある後輩で強い選手なので、これからどんどん活躍してほしいと思います」と言葉を送った。

 さらにリング下の榊原CEOから「おめでとうございます。素晴らしかったですね。あっぱれです。いろいろありましたけど、仲直りしたんで、未来目指して頑張りましょう」と絶賛と共に〝共闘〟を求められる一幕も。これに笑顔を見せた吉成は「自分の中では完全に清算して次に行こうと思います。これからも自分のスタイルを貫いてKOの山を築けるように頑張るので、よろしくお願いします」。RIZINのリングに帰ってきたムエタイ戦士の今後に期待だ。