とても大将の器ではなかった! 自民党の石原伸晃元幹事長(64)が派閥領袖を務めていた石原派(近未来政治研究会)の政治資金パーティーが16日、都内で行われ、森山裕前国対委員長(74)が新たに会長に就任した。石原氏は前日に欠席を伝えていたが、これにあきれる声が止まらない。
近未来政治研究会は山崎拓元副総裁(85)が立ち上げた政策集団で、一時は30人を超える議員を擁し、党内でにらみを利かせていた。石原氏は2012年に山崎氏の後を継いで、2代目会長に就任した。
「自民党の派閥リーダーは将来の総理総裁候補。当然、石原氏にもトップに立ってもらいたい思いで、議員や支援者は支えてきたのに、最後の最後がこれですよ」
こう話す関係者が憤るのは〝ケツのふき方〟だ。石原氏は先の衆院選で落選した。会長辞任は当然の流れだったが、問題は報告の仕方。派閥の会合であいさつしたとはいえ、この日のパーティーで報告をするのが常識だが、これを欠席した。
石原氏は衆院選後に内閣府参与に登用されたが、直後に助成金を受給していたことが分かり、辞任。またこの日発売の週刊文春で、身内への不適切な資金還流疑惑が報じられ、報道陣から質問攻めに遭うのを避けたともいえる。
前出の関係者は「石原氏が近未来に来たのは、山崎氏から会長にしてもらえるというので、ホイホイと入ってきた。落選したら、あとは知らないとばかりに後輩の面倒も見ない」と、薄情な人間性が垣間見えると指摘する。派閥としては顧問のポストを打診しているが、石原氏は返事を保留しているという。
さらに石原氏の弟・宏高衆院議員(57)も先月、「次の選挙が大事だ」と派閥を退会した。派閥内では「派閥存続の危機は間違いないが、石原兄弟がいなくなって都会的なイメージは消える。地方創生に力を入れる素朴な声が、地方にも届きやすくなるのではないか」との声もある。
派閥復権へ向け、〝脱・石原〟が皮肉にもプラスになるかもしれない。










