【ボートレース大村SG「第42回ボートレースオールスター」:カウントダウンコラム(2)】ファン投票によって出場選手が決まるボート界のドリームマッチ・SG「第42回ボートレースオールスター」が26日、ボートレース大村で幕を開ける。本紙恒例のSG開幕直前企画の2回目はドリーム戦3号艇の山崎智也(41=群馬)だ。
スポーツ選手や役者やタレントにしても、夜空の星の数ほどもいないのが「スター」だ。これが“スーパースター”となるとますます希少。果たしてボート界にはこれまで何人いたか――。
とはいえ、この男はまさしくそんな星の下に生まれてきている。自らを“持っている”と言い切った2012年末のグランプリ制覇劇。当時の“最強女子レーサー”横西奏恵さんとの電撃結婚。その彼女の引退レース直後に最高峰の大一番をぶっこ抜く、そんな芸当は並の男には到底できない。
そんな彼も現在41歳。不惑を迎え、充実一途の男盛りを迎えている。昨年はGIだけでV5の荒稼ぎ。今年も昨年同様に「トップ6に入ってのグランプリ出場」を年頭の目標に掲げて、すでにGI2勝を挙げ、早くも3400万円強を稼ぎ、賞金ランク第2位(21日現在)の好位置につけている。
彼はこのSG「オールスター」を「自力で出られるSGと違って、ファンの方に選んでもらって出られる大会ですからね。いつも以上にファンのことを意識して走っています」と重要視している。
「やっぱりいいレースを見せたいですね。“かっこいい”って言われるようなレースを…。そのためにも“いい”エンジンを引きたい。今はどこのレース場もエンジン差が大きいし、ある程度の機でないと戦えないから」
今大会の舞台となる大村は出力低減型のエンジンに切り替わっている。「新タイプにもだいぶ慣れてきたとは思います。調整のやり方、方向性もね。桐生ととこなめで2節ずつ乗ったけど、どっちも2回目は結構、仕上げられたし何となく大丈夫と思っています。大村水面も別に変なイメージはないし」とひそかに自信を持っているようだ。
すでにこのタイトルはV2を挙げているが、これは引退した“モンスター”野中和夫氏のV6にこそ遠く及ばないものの、現役では松井繁、瓜生正義、井口佳典に並ぶ最多のV数で、今大会を勝てば現役最多のオールスター男として“真のスーパースター”へと近づく。
自らを「目立つのは嫌いじゃないし、騒がれたいタイプ」と評する男がボートレース発祥の地で史上初めて行われるSG「オールスター」でそのV史に名を刻む。そんなド派手なパフォーマンスを演じるのも実に「山崎智也」らしい。
☆やまざき・ともや=1974年3月11日生まれ。92年11月、桐生デビューの71期生。同期は深川真二、馬袋義則、角谷健吾、海野ゆかり、岩崎芳美ら。97年9月の桐生41周年記念でGI初優出(翌年の42周年記念でGI初V)。SGは97年8月の若松第43回メモリアルで初出場すると続く10月のからつ第44回ダービーでSG初優出初優勝の離れ業! 以後、GI28回、SGは第27回グランプリなど7回の優勝を誇る“スーパースター”だ。夫人は元強豪女子レーサーの奏恵(旧姓・横西)さん。血液型=A。












