オートレーサーの森且行(48=川口、25期)が12日、埼玉県川口市の川口オートレース場で練習走行を行った。昨年1月の落車事故によるケガから約1年5か月ぶりに競走車を操縦。復帰への第一歩を踏み出した。

 川口オートでは13日から16日まで普通開催が行われる。森はレースに出走しないが長期休養明けであり、この開催は練習参加という形で1節間、レース場に滞在する。

 昨年1月24日、飯塚オートでのレースで他車と接触し落車、重傷を負った。その後は復帰に向けて手術やリハビリを行ってきた。

 12日、森は競走車にまたがり走路へ。落車事故以来となるオーバルを走った。練習走行を終え「左足がきつい。左足が上がらない。たぶん骨盤なんだろうね。足りない部分がいっぱいあり過ぎる」と久々とあって違和感を口にした。

 それでも「1走目としてはまずまず。足りない部分が見つかったのも良かった」と悲観することなく、前を向く。「とりあえず、来年1月の地元復帰を目指します」とプランも明かした。

 今後も練習参加で実戦に向けて乗り込む予定。ケガを克服し、万全の状態でスタートラインに戻るつもりだ。