放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は、ペットサロンに預けられていた犬がシャンプー後に死んだ問題を報じた日本テレビの情報番組「スッキリ」について審理入りを決めた。

 ペットサロンの経営者が名誉を侵害されたと申し立てた。経営者が「事実に反する放送」などと主張する一方、日本テレビは「当社は事前に十分な取材を行っており、真実であると信じるにつき相当な理由」があると反論している。

 同番組がBPOの審理入りするのは、今回が初めてではない。昨年3月の放送で、アイヌ民族に対する差別的な表現をしたことについて放送倫理違反の疑いがあるとして審理入り。BPOの放送倫理検証委員会は「放送倫理違反があった」という意見書を発表した。

 また2014年にも、番組で当時コメンテーターを務めていたテリー伊藤の発言に対して、人権侵害だと申し立てがあり、審理入りした。この時は申し立て自体が取り下げられ、審理は打ち切られた。

 ペットサロンの件に関して、両者は話し合いを続けてきたが「相容れない状況」となったため審理入りとなった。どういう結論になるかは分からないが、「同じ番組で何度もBPO審理入りとなると、スッキリのイメージダウンは避けられない」(日テレ関係者)

 スッキリのスタッフは審理の行方を固唾を呑んで見守っている。