歌手・氷川きよしが19日、東京・明治座での座長公演「氷川きよし特別公演」でフランスワインを楽しむイベントを開催した。

 第一部の芝居「ケイト・シモンの舞踏会~時間旅行でボンジュール~」の舞台が18世紀フランスであることにちなみ、出演者の氷川、彩輝なお、曽我廼家寬太郞がソムリエの塩田典久さんからワインについての講義を受け、実際にテイスティングに挑戦した。

 ステージを終えて登壇した氷川は、司会を務める西寄ひがしの「ワインは飲みますか」という問い掛けに、「ワインは好きです。20代の頃は家でよく飲んでいました。当時は1人で1本空けていました」と話した。

 3人のテーブルにはフランス、イタリア、チリの産地の異なる3種類の赤ワインを入れたグラスが置かれた。ソムリエから、ワインの特徴、テイスティングの方法などの説明がされ、3種類のワインをテイスティングして、どこの国のワインかを当てるというクイズも開催。氷川は「1番チリ、2番フランス、3番イタリア」と予想した。

 結果は「1番がチリ 、2番がイタリア、3番がフランス」。3人の中では彩輝だけが全問正解をしてみせた。曽我廼家は「なんか全部近いなと思ってた。ハイレベルな問題」。彩輝は「感覚が鈍っているかなと思っていたのですが、正解できてうれしいです」と笑み。氷川は「ワインはやはりいいですね。このようにきちんとしたグラスに入れて、香りを楽しみながら飲みたいですね」と話した。

 この後も続く長丁場の公演について氷川は「コロナ禍の中でみんなで死ぬ気でやっていて、お客様が来てくださるのもありがたいなと思っています。全90公演ありますけど、毎回これが最後だという気持ちで全力でやりますので、千穐楽までよろしくお願いいたします」と語った。