元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が7日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」に出演。吉野家元幹部の「生娘シャブ漬け戦略」発言に言及した。

 4月16日に早稲田大学で行われた社会人向け講座で、伊東正明元常務は若い女性に対するマーケティング戦略について「生娘がシャブ漬けになるような企画」と発言。吉野家ホールディングスは「人権・ジェンダー問題の観点から到底許容することのできない職務上著しく不適切な言動があった」と同18日に常務から解任していた。

 橋下氏はこのニュースに「この人が発言した場所っていうのが早稲田大学のマーケティングの講座で、1人受講料38万円の限られたメンバーで、ある意味クローズドな中の、外に出ることを前提にしてないところでこういう発言っていうのは、それでもダメですか?」と不思議そうに共演者に質問。

 もちろんMCの今田耕司をはじめ、スタジオからは反対意見が噴出した。

 また、進行役の月亭八光は「こういうタイプの人は政治家も近いと思うんですけど、これって多分、この人『おもろい』と思って言ってるんですよ。このフレーズを言ったときに、この人の周りの方が『ハハハハ』『いいっすね、それ』とか(反応してる)。言うたやつ受けてると思って言い続けてる」と推測。パネラーの杉村太蔵も「ジャンル的には森(喜朗)元総理のパターン」と補足した。

 すると橋下氏は表情を曇らせ「今、心臓がきゅっと痛くなってんのが、実は打ち合わせやったとき『どうですか?』って言われて『分かりやすいねこのフレーズ』って言ったんですよ」と頭をかいた。

 今田の「最低!」の声が飛ぶ中、橋下氏は「もちろんね『確かに不適切だけど、なかなか分かりやすいね』って言ったら、打ち合わせに入ってた事務所のスタッフがすぐに『絶対に言わないでください』『絶対だめですから』『経緯を詳しく調べてください』『絶対肯定しないでください』って言われたもんから、今やっぱり僕はほんとに危なかったなっていう…」と苦笑い。

 するとすかさず今田が「『危ない』ちゃう! アウト! 自分で言うてるから」とツッコんでいた。