フジテレビに鳴り物入りで入社した新人アナウンサー・竹俣紅(23)の評価がうなぎ上りだ。女流初段の元プロ棋士にして元芸能人だったことで色眼鏡で見られることも多かったというが、中継リポートの裏側で見せる真面目でキュートな姿にスタッフもメロメロ。国民的関心事である秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(30)の取材現場に投入されるなど、着々とキャリアアップしている。

 竹俣アナは中学生でプロ入りし、将棋ファンの間で一躍人気に。早稲田大学進学後はタレント活動も精力的にこなし、クイズ番組やバラエティー番組などで活躍した。

 2019年3月に将棋連盟を退会して女流棋士を引退、今年4月にフジに入社した。

 例年なら新人アナは主に7月や9月に放送されてきた「FNS27時間テレビ」の最後に「提供読み」をしてデビューしていたが、新型コロナウイルスの影響で昨年から放送されず。竹俣アナら新人アナは「Live News イット!」のフィールドキャスターとして登場している。

 4月に起きたフジ女子アナのステマ騒動のあおりを受け、竹俣、小山内鈴奈、小室瑛莉子の新人アナ3人は、8月28、29日で計9時間生放送された大型特番「ラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」の総合司会を務めたことも記憶に新しい。

 なかでも期待されるのが竹俣アナだ。「きちんとニュースを伝えられる人物になりたい」とエンゼルス・大谷翔平ばりにバラエティー&報道で起用される〝二刀流アナ〟を目標にしているという。

「報道のリポート現場では、自分のスマホで時間を計りながら、ずっと中継の練習している。新人なら当たり前ではありますが、そのマスク美人ぶりと小声で黙々と取り組んでいる姿が印象的です」(前同)

 真骨頂を見せたのが、眞子さまとの結婚を発表した小室さんの中継リポートだ。

 先月28日に隔離生活を過ごす神奈川・横浜市内の小室さんの自宅前から中継したが、デリケートなニュースということもあり、竹俣アナはスマホを手にこれまで以上に入念にシミュレーションを重ねていたとか。

「人生で『さま』付けで人を呼ぶ機会はそう多くないですからね。『眞子さま、眞子さま、眞子さま、眞子さま…』と〝エンドレス眞子さま〟状態に。初々しく一生懸命な姿に、一部のスタッフは癒やされていました(笑い)」(制作会社スタッフ)

 眞子さま&小室さんの結婚は国民的関心事。入籍予定の26日に向け、テレビ各局は“総動員”で取材に当たっている。とりわけ、フジは米国から帰国直前の小室さんを自民党の故中川昭一さんの娘でニューヨーク支局勤務の中川真理子さんが独占キャッチし、大きな話題となった。

「小室さんの“ちょんまげ姿”をスクープしたことで、中川さんには社長賞が出ると言われています。それほど凄まじい反響でした。各局しのぎを削る“最前線”に竹俣アナが投入されたということは、局の期待も大きいということでしょう」(テレビ関係者)

 一部報道によると、隔離期間を終えた小室さんは母・佳代さんの金銭トラブルのお相手である元婚約者を電撃訪問する可能性があるという。竹俣アナは自宅前で“ベタ張り”するしかない――。