木村花さん 自殺のウラにフジの〝悪質誓約書〟

2020年07月04日 06時15分

亡くなった木村花さん

 これではフィクションではないか!

 フジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さん(享年22)が、視聴者らから誹謗(ひぼう)中傷を多数受けたあとに自殺したとみられる問題で、制作側が撮影方針に従わせる誓約書を出演者と交わしていたことが3日、分かった。同局が定例会見で明らかにした。

 フジによると、誓約書には「スケジュールや撮影方針(演出、編集を含む)に関して、全て指示・決定に従う」との項目があったという。誓約内容に違反して制作に影響が出た場合、出演者側が1話分の制作費を最低額とする損害賠償を負う内容も盛り込まれていた。

 フジは「無理強いなどはない」「感情表現をねじ曲げるような指示はしていない」とし「演出とは段取りなどのことで、スタッフの言うことをすべて聞かなければならないということではない」と強調したが…。

 ある芸能プロ関係者はこう指摘する。

「いくらスタッフの言うことをすべて聞かなくていいと言っても、損害賠償をチラつかせられれば、従わざるをえない。事実上の無理強いと判断されても仕方がない」

 しかも、2日発売の週刊文春によると、炎上原因となった、木村さんが相手男性をはたく場面で、スタッフから「ビンタすればいいじゃん」と指示されたという。結局、帽子を叩き落すことにとどまったが、これが事実ならば極めて悪質だ。

 同関係者は「そもそも、番組の生みの親でチーフプロデューサーの太田大氏は『台本も指示も一切ない』と言っていたはず。番組側も演出なしをうたい文句にしていたのに、実際には撮影方針という名の演出があったならば、事実上のヤラセではないか」とバッサリと斬り捨てた。