ガルパン聖地にマークIV戦車登場 “空砲”に湧き起こる歓声と拍手

2019年08月29日 16時00分

八朔祭りに登場した「サメさんチームのマークⅣ戦車」

 人気アニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」の“聖地”として知られる茨城県大洗町で先日、八朔祭りが行われた。毎年、さまざまな山車が登場しているが、何と今年は「ガールズ&パンツァー最終章」に登場する「サメさんチームのマークIV戦車」が登場した。

 サメさんチームは、「ガルパン最終章」に登場する大洗女子学園の戦車道履修チーム。作ったのは、大洗町在住で日照プラント工業という会社に勤務する照沼修さんと“自作戦車”界のパイオニアであり、「プラモデルを1/1で作る会」の代表でもある大橋保彦さん。

 照沼さんは「昨年、町内会の方から戦車の山車を出してほしいという依頼がありました。今回は英国まで行き、実物のマークIV戦車を見てきました。設計図も入手できたので、かなりリアルに再現できました。リベットの数も実物と同じ数、戦車の塗装も実物に近くなるようにしています。実物の3/4スケールで再現し、外装は鉄板で1ミリ厚にしています。制作期間は4か月くらいでした」と語る。

 マークIV戦車の中には軽自動車が入っており、ハンドルを使って曲がることができる。視界を保つために車の前後にはカメラもつけられ、車内にあるモニターで確認することができる。ナンバーはついておらず、今回は公道を走ることになるので、40人あまりの人たちが山車を引っ張った。

 大橋さんは「私は両サイドにある大砲の部分を担当しています。車載で運ぶにしても大砲の部分は法律で決められているサイズをオーバーするため、取り外しできるようにしました。“空砲”も鳴らすことができるんですよ。これは消火器を改良したものを使っています」と言う。

 ところどころで止まって“空砲”が打ち鳴らされると、そのたびに歓声と拍手が湧き起こった。

「タンク」と呼ばれる菱形戦車は、第1次世界大戦に登場した英国軍初の近代戦車の代名詞だった。改良を重ねて作られたのが、4番目の型式となるマークIV。この型は実用的であったため広く使用されることになった。