「工藤めぐみ40周年記念大会~邪道姫伝説~」(代々木第二体育館)で、観客を負傷させた〝インドの狂虎〟タイガー・ジェット・シン(82)が一夜明けた18日、都内で行われた「ファンミーティング」に参加して熱烈なファンと交流した。

 前夜は入場時にサーベルを振り回して観客の頭に剣の部分が当たり、負傷させた。観客は幸いにも大事には至らなかったが、シンは大会後に「私の前にいたのが間違いだ。彼が悪い。わかってるだろ、俺から逃げればいいだけだ」などと、「事故」を強調していた。この日も何ごともなかったかのようにファンからの質問に答えた。

 トークショーでは宿敵の故アントニオ猪木さんからアームブリーカーで腕を折られた試合(1974年6月、大阪)を振り返り「今でも痛い。あれは演技をしてるだけじゃないかって思ってるファンもいるが、そういう人がいれば捕まえてボコボコにしたいぐらい、本当に今でも痛い」と話して会場を沸かせた。

 今回は14年ぶりの来日だが、再来日についても触れて「神様の許しがあって、また再来日した時は、女子プロレスの方もサポートをしていきたい気持ちがある」と女子プロの支援を表明。ファンから日本での引退試合を行うことについて問われると「これについては何も約束はできないが、心からの思いとしてただ日本への愛ゆえに、ぜひまた戻ってきたい。もし明日、死ぬことになっても、ここでキャリアを築けたことを幸せに思う」と、試合復帰を目指すことも示唆した。

 シンは「猪木が亡くなって悲しいが、彼のスピリッツはここに残っていると感じた」などとあいさつすると、ファンとの撮影会にも気さくに応じた。2時間にわたるファンとの親睦を終えた〝狂虎〟は、往時と変わらぬ強烈過ぎる印象を残した。