巨人の船迫大雅投手(29)が、公式戦で優れた活躍を見せた救援投手を表彰する「損保ジャパン HIKESHI賞」で、セ・リーグ1位に輝いた。

 2026年シーズンから新設された同賞は、救援投手を対象に、登板時の走者状況などを踏まえ、ピンチを切り抜けて失点を防いだ貢献度を数値化するもの。チームの危機をどれだけ食い止めたかを評価する。船迫は48ポイントを獲得し、リーグトップとなった。

 船迫は2023年、ドラフト5位で西濃運輸から入団。24年は51試合に登板し、22ホールド、防御率2.37を記録して新人王に輝いた。今季も開幕一軍入りを果たし、50試合に登板して4勝1敗、18ホールド、防御率2.29をマーク。最長12試合連続無失点を記録するなど、救援陣の一角として存在感を示した。

 持ち味は、ピンチを断ち切る「火消し」の投球だ。6月6日のロッテ戦(東京ドーム)では、7回二死一、二塁の場面で登板。西川にスライダーを3球続け、投ゴロに打ち取った。9月22日の広島戦(マツダ)でも、6回二死満塁でマウンドへ。三振を奪って無失点で切り抜け、持ち味を発揮した。

 船迫は「回の頭で行くよりも、接戦だったり勝っている場面での、ランナーいる状況で行くっていうのは、自分の中でもやりがいのある仕事です」と語った。「火消し」に焦点を当てた新たな表彰についても、「そこはやっぱりうれしいところですね」と喜びを口にした。

 同ランキングでは、上位3人を巨人の投手が占める接戦となった。2位の堀田は47ポイントで、船迫との差はわずか1ポイント。日々変動するランキングは「中継ぎ陣の中で話題になりました」と明かした。

 そんな注目の新タイトルについて、船迫は「この賞、運かもなって」と本音もぽろり。さらに「シンプルにランナーのいる場面だけでやったら、もっと〝火消し賞〟らしい。それは正直思いました」と独自の視点で新設の賞を評した。