フランス国内の約10都市で13日、教育環境の改善などを求める高校生らによる抗議デモの第5弾が行われる中、〝元環境少女〟でスウェーデンの気候変動活動家グレタ・トゥーンベリさん(23)が抗議活動に参加した。フランスの政治専門メディア「ピュブリック・セナ」が13日、報じた。
フランスでは高校生や大学生が学校の封鎖活動を再開し、グレタさんが予想外の支援者として加わった。一方、政府は抗議運動の勢いが弱まることを期待している。
今回の抗議デモで、高校生組合連合は引き続き、大学入学希望者の出願や選考を一元管理する政府のオンラインシステム「パルクールシュップ」の廃止と、高校教育に対する100億ユーロ(約1兆8000億円)の予算投入を要求している。
13日午前、グレタさんは抗議運動の中心地の一つであるセーヌサンドニ県サンドニ市のポール・エリュアール高校を訪れ、デモ参加者への支持を表明した。同校の前には100人以上の若者が集まっていた。
グレタさんは現場にいた記者団に対し、「若者たちは議論に参加させてもらえていない。私たちの未来が奪われている。そして、ここで目にしてきたように、学校には必要な投資が行われていない」と訴えた。
さらに「では、私たちはどうすればいいのだろうか。諦めるべきなのだろうか。もちろん、そんなことはない。まさにそれが、ここにいる人々が訴えていることなのだ。私たちは諦めない。そして、目の前で奪われようとしている未来のために闘う」と力説。「フランスの学生たちを非常に誇りに思っている」と語った。
サンドニ市の左派政党「不屈のフランス(LFI)」に所属するバリー・バガヨコ市長も、グレタさんの訪問を歓迎した。
市長はXに「スウェーデンの環境活動家であり、気候変動との闘いにおける国際的な象徴的人物であるグレタ・トゥーンベリさんが、高校生たちの闘いを支援するために訪れたことを歓迎します」と投稿した。












