不老のスラッガーがリアルな今を語った。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(38)が9日に誕生日を迎え、ポストシーズンでの大暴れを誓った。今季はレギュラーシーズン128試合に出場してリーグ3位の打率3割2厘、同5位の70打点、同10位の19本塁打をマークして存在感を発揮。衰え知らずの大砲が、昨季同様にポストシーズンでもライバルに重圧をかける。
この日は本拠地みずほペイペイドームで行われた全体練習に参加。14日から始まるCSファイナルステージに向けて「昨年は(故障でシーズン通して)試合にも出ていなかったので、そこまで持っていってくれた人たちに感謝の気持ちを持ちながらプレーしたけど、それは今年も変わらないです。周りの方々のおかげでここまで来られているという気持ちでプレーしたい」と気合を入れた。
あらがわず、背伸びせず、また一つ歳を重ねた。この日「歳を取って、どんどん、どんどん〝おじいさん〟になっていくという感じはイメージ通りっす」と報道陣を笑わせた柳田。球界をけん引するスーパースターも「体も…ふとした時に思う。白髪もめっちゃあるし…。全然、若くない」としみじみと語る。ただ、ネガティブな受け止めはない。「あらがってやろうとは思わないっす。〝健康的なジジイ〟になりてぇなっとは思いますけど」。運動、食事、睡眠の質にこだわって〝体が喜ぶ生活〟を日々心がけている。「若い時と同じ生活をしていたら(今のパフォーマンスは)無理です!」。力強く言い切るだけの節制を重ねて、NPBトップクラスの成績を残し続けている。
一昨年は右半腱(けん)様筋損傷、昨年は右脛骨(けいこつ)骨挫傷と2年連続で長期離脱を余儀なくされた。3シーズンぶりに規定打席をクリアしつつ、完全復活を印象づけた柳田。「意外にやれたなっていうのもあるし、もっとやれたなっていうのもある」。自らをいたわり、頑張りを認められるからこそ、これからの自分に期待もできる――。













