巨人の小笠原慎之介投手(28)が5日、ジャイアンツ球場で練習に励み、CSでの登板に備えた。

 元中日で、6月にナショナルズ傘下のマイナー2Aハリスバーグから加入した左腕は、プロ野球10年目にして日米通じて初の短期決戦を迎える。巨人では7月から先発ローテーションの一角を担い、加入後初登板から6試合連続でクオリティースタートを達成。9月6日の広島戦(マツダ)では9回無失点で完投勝利を収めるなど、5勝4敗、防御率2・とチームを支えた。9月日のヤクルト戦(東京ドーム)でレギュラーシーズン最後の登板を終え、現在はCSでの登板を見据えて調整している。

 取材に応じた小笠原は「自分が過去に投げてきたデータ、相手のデータも見て、自分の癖も見る時間にあてたい。1日でも早く『投げられますよ』という状態に身体とメンタルを合わせていけば、(登板が)後ろにずれることに関しては問題ないと思いますし、そのままいい緊張感を持っていけばいいと思う」と現状を明かした。

 長いキャリアの中で初めて〝負ければ終戦〟の短期決戦を迎える心境について「一球一球により責任が出てきます」と緊張感を漂わせるが、「練習でやってこなかったことは、急に試合で出せないというのはシーズンを通して分かっていること。僕は初めてなので、空回りしないように、いつも通りのパフォーマンスができたらなと思っています」と冷静さを強調した。

 現時点で、CS第1Sの登板は予定されておらず、登板間隔が空くため、宮崎で行われるフェニックス・リーグ(7~28日)に合流する見込み。「できるだけ試合勘は遠ざからないように。流動的になっても大丈夫なようには調整しています」と準備を進めている。