ナ・リーグの地区シリーズ第2戦が4日(日本時間5日)に行われ、ブルワーズは本拠地パドレス戦に4―3で逆転サヨナラ勝ちし、シリーズ突破に王手をかけた。
最後の最後にドラマが待っていた。1点を追う9回、パドレスのマウンドに仁王立ちしていたのは8回から登板したメーソン・ミラー。今季は38セーブ、防御率1・67でセーブ王に輝いた絶対守護神から見事な逆転劇を演じた。
回またぎのミラーは一死から制球に苦しみ、四球を三つ与え二死満塁に。一打逆転の場面で打席に立ったのは1番のジャクソン・チョウリオ外野手(22)。カウント2―2から投じられた163キロの直球を中前にはじき返した。二者が生還して劇的なサヨナラ勝ち。本拠地は歓喜に包まれた。
難攻不落のセーブ王を攻略したこのサヨナラ打はメジャー史に残る偉業だという。米スポーツ統計会社「OptaSTATS」は「ジャクソン・チョウリオは、ポストシーズンにおいて、チームがビハインドの状況で、かつレギュラーシーズンでリーグ最多セーブを記録した投手を相手にサヨナラ打を放った史上2人目のMLB選手となりました(セーブが公式記録となった1969年以降)。もう一人の例は、1988年にデニス・エカーズリーからサヨナラ打を放ったカーク・ギブソンです」と38年ぶりの歴史的逆転打だと速報した。
勝利の立役者となったチョウリオは試合後、MLB公式サイトに「時々、自分はこの瞬間のために生まれてきたんじゃないかと思うことがあるんだ」とコメントした。
左翼手のチョウリオは前日の第1戦では3―2で1点リードの9回一死一塁の場面で、パドレスのフランスが左翼に打ち上げたホームラン性の大飛球が屋根に当たり、落下してきたボールを左翼フェンス手前で直接キャッチ。球場ルールでアウトとなり、逆転負けを〝阻止〟した。メジャー3年目の新鋭がポストシーズンのラッキーボーイとなっている。












