カブスの2026年シーズンがワイルドカードシリーズで終了し、選手たちの去就問題が騒がしくなっている。

 チームは9月30日(日本時間10月1日)、敵地サンディエゴで行われたパドレス戦に1―4で敗北。通算0勝2敗となり、地区シリーズ進出の望みが絶たれた。米メディアではすでに来季に向けた新たなチームづくりが話題の中心となり、「FANSIDED」は「来季復帰しないカブスの5選手」として鈴木誠也外野手(32)と今永昇太投手(33)の日本選手2人の名前を挙げ、退団が濃厚だと見通した。

 今季の鈴木は143試合に出場して打率2割7分、26本塁打、86打点、OPS0・841をマークし、攻撃面の軸を担った。5年契約が満了となってFAになるが、4年連続で20発以上を記録した安定性を含め、新契約は入団時に締結した総額8500万ドル(約101億円)から大幅な昇給が見込まれる。

 同メディアは「鈴木はすでに32歳であるだけでなく、驚くほど層が薄い今年のFA市場で最高の野手の一人」と評した上で「カブスが考えるよりも契約期間が長く、高額な年俸を示されるだろう」と見通した。

 さらにチームではイアン・ハップ外野手(32)もFAとなる。成績そのものは156試合で打率2割1分8厘、24本塁打、68打点、OPS0・738と鈴木には及ばない。同メディアも「鈴木の方が優れた選手」と認めているが「ハップの方が年俸は安く済むはず」と球団の資金面がネックとなるとみている。

 さらに、昨オフに1年契約で残留した今永も先発ローテの一人として32試合に先発し、11勝10敗、防御率3・77と活躍した。この結果にも「ほぼ期待通りの働きを見せ、先発陣の弱さを考えると今永を手放すことは理論上は間違いのように思われる」と高く評価した一方「本塁打を許しすぎる。今永は35本塁打を浴び、9イニングあたり2本弱という数字はMLBで2番目に多い。リグレー・フィールドの風向きは予想が難しく、条件が味方すれば今永は素晴らしい投球を見せるが、そうでない場合は全く通用しない。そのため、彼を信頼することは極めて難しい」と手厳しかった。

 鈴木も今永もカブス以外のMLB球団でプレーしたことはない。残留か新チームか…。激動のオフが始まる。