奇跡の逆転Vへ、戦力は全て使う。巨人は28日、東京ドームで全体練習を行い、橋上秀樹監督代行(60)が残り4試合を〝総力戦シフト〟で乗り切る構えを鮮明にした。
前日27日のヤクルト戦(東京ドーム)に11―0で大勝した巨人は、75勝62敗2分で首位・阪神と2ゲーム差の2位。だが、巨人が残すのは4試合に対し、優勝マジック「4」の阪神は7試合。巨人は残り4戦を全勝しても、阪神が4勝3敗なら逆転できない。自力だけでは頂点に届かない以上、まずは目の前の一戦を取り続けるしかない。
29日の広島戦(東京ドーム)は戸郷が先発予定。10月1日には甲子園で今季最後の阪神との直接対決も控える。橋上監督代行は「チームの勝利に直結するような投球をしてもらいたい」と右腕に託した。
その大一番へ向け、戦力も戻りつつある。右肩のコンディション不良で離脱していた山崎が28日に一軍へ合流し、キャッチボールなどで調整した。一時は復帰時期さえ見通せなかったが、23日のファーム・リーグ日本ハム戦で実戦復帰を果たし、5回途中4安打1失点、7奪三振。指揮官も「残り試合のどこかで投げると思います」と一軍マウンドへの復帰を示唆し、勝利につながる仕事を求めた。
野手では、14日のDeNA戦(横浜)で右肘靱帯を損傷した浦田俊輔の存在もある。27日の三軍戦では特別ルールで3度代走出場し、二盗、三盗を決めて実戦復帰。送球とフルスイングの再開時期は未定ながら、本人もクライマックスシリーズ、日本シリーズでの復帰を見据えている。ポストシーズンで〝足の切り札〟として投入できるか、状態を慎重に見極めていく。
投手陣も出し惜しみはしない。今季の先発登板を終えた投手の一部をブルペン待機させる構想もあり、橋上監督代行は「コンディション次第ですが、先発投手も中に入ってもらう可能性は十分にある」と明言。1敗の重みが極限まで増す最終局面で、残されたカードを一枚残らず切る覚悟だ。












