【東スポ音楽館】今年デビュー40周年を迎えた演歌歌手・坂本冬美がリリースした第2弾記念シングルが「ひらり」(作詞作曲・石崎ひゅーい、9月9日発売)だ。大切な人が蝶々となって見守るというハートフルなバラード作品に仕上がっている。

 ――新曲はどんな作品ですか

 坂本「カバーアルバムの『想いびと』の中で、石崎さんの『花瓶の花』を歌わせていただいたのですが、そのときから、石崎さんに大切な人との別れのテーマを作ってほしいと思っておりました。石崎さんに、母が亡くなったとき、蝶々になって来てくれたという話をしたら、悲しいはずの別れなのに、そばにいてくれているという安心感を与える深い詩を書いていただきました。その詩にやさしいメロディーをつけていただきました」

 ――お母さんが蝶々にというのは

 坂本「母のお通夜の時に、私のところにモンシロチョウがずっとヒラヒラいたんです。本当に離れないでずっと。石崎さんに、そのときの話をしたら、都会で暮らす私を、そばで見守っているという『ひらり』の詩の世界観が出来上がりました」

 ――見守られていると感じることは

 坂本「輪廻転生ではないですが、形は違っていても何かしらの気配だったり、姿は見せないけど、きっと見守ってくれているんだろうと感じる時はありますね」

 ――40周年記念曲の第1弾は「遠い昔の恋の歌」(3月4日発売)で、第2弾は「ひらり」とどちらも演歌ではなかった

 坂本「昨年が『浪花魂』と王道演歌だったので、今年は変わるんだろうなとは思っていました。演歌は当然、歌い続けますが、他のジャンルも歌っていきたいとは思っています。今では着物だけでなく、洋服で歌う坂本冬美も違和感なく見てもらえるようになっているんじゃないかなと思っています」

 ――40年を振り返ってみて

 坂本「いい人との出会い、いい曲との出会いに恵まれた40年だったなと。それに尽きます。本当に幸せな歌手生活を送れていると思っています」

 ――11月には東京国際フォーラムで40周年リサイタルが控えている

 坂本「国際フォーラムという大きな場所で、本当に華やかにやっていただくのは、今回が最後だと思っているんです。集大成のつもりで準備してますし、お客さまにも楽しんでいただいて、自分自身も楽しめるものにしたいと思っております。楽しみにしていてください」