1980年代に映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」や「ナインハーフ」で一世を風靡したハリウッド俳優ミッキー・ローク(73)が、長期に渡る家賃未納でロサンゼルスの自宅から立ち退きを迫られていることが分かった。

 米紙ニューヨーク・ポストは30日、ロークが滞納している家賃は約6万ドル(約940万円)で、裁判所はロークに対し、未納金を債権者に支払わなければ今月18日までに退去するよう命じていた。

 同紙によると、ロークの借家は、ロス中心部にある人気の高級住宅地に建つ寝室3部屋、バスルーム2つとシャワールーム1つの平屋建て物件で、1926年築の「美しく改装されたスペイン風バンガロー」だという。

 家賃は値上がりし、現在は月額7000ドル(約110万円)で、1年近く滞納しているとみられる。ロークの経済状況は不明で、ロークの代理人はこの件に関してポスト紙のコメント要請に応じていない。

 そんな中、同紙は今回の家賃滞納問題が、「ハリウッドでの輝かしい成功と破綻を繰り返してきたロークにとって、人生の新たな試練となっている」と伝えた。

 ロークは80年代初頭、「天国の門」や「白いドレスの女」、「ダイナー」に出演し、注目を集め、85年の「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」と翌年の「ナインハーフ」で男の色気を持つ主人公を演じて世界的に大ブレーク。続く「エンジェル・ハート」や「バーフライ」といった作品で〝ハリウッドで最も情熱的なスター〟の一人となった。

 だが、90年代に入ると突然、プロボクサーに転身。92年に東京・両国国技館で行われた試合では、多くの女性ファンが見守る中、ロークは〝猫パンチ〟と揶揄(やゆ)された珍妙なパンチを繰り出し、当たった対戦相手ダリル・ミラーは派手に吹っ飛び、見事1回KO勝ちを収めた。

 公式には無敗を記録したロークはボクシングを引退し、2008年の映画「レスラー」では落ち目のレスラーを演じて高く評価され、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた。