NHK夜ドラ「ひらやすみ」が4日で終了し、SNSに「ほのぼのラスト」「ゆるい生活が羨ましい」といった同作の味を改めてかみしめる声のほか、「しばらくロスるよぉ」といった喪失感、続編リクエストなどが視聴者から投稿された。
俳優をやめた主人公のヒロト(岡山天音)が、偶然親交を深めた一人暮らしの老女はなえ(根岸季衣)の死後に平屋を譲られる。そこに、美大入学のため上京したいとこのなつみ(森七菜)が同居。フリーターで釣り堀バイトのヒロトと、陽キャの美大生たちにどこかなじめず、モヤモヤするなつみの日常が、周辺人物もまじえて描かれた。
何気ない日々がゆる~く進んでいくドラマ。ヒロトの友人ヒデキが、家庭で子育てする妻に当たられ、仕事では同僚のモラハラ攻撃に遭って精神が壊れかかった終盤のエピソード以外、深刻な話や大きな事件、ロマンスも生じない。そんな〝らしさ〟が最終回も、ヒロトが何かと出くわす不動産会社勤務のよもぎ(吉岡里帆)にみられた。
なつみに実家から大量の里芋が届き、芋煮パーティーをすることに。ヒロトは偶然見かけたよもぎを誘うが、「予定があるので」と断られ、残念がる。ところが、よもぎは帰宅し、片付いていない部屋ですぐ横たわる。ニヤけて「行ってたらどうなってたかなぁ」と独り言とともに寝落ちしてしまった。
ヒロトとよもぎは、小さな〝トラブル〟で起こった出会いから、行く先々で鉢合わせするなど、因縁ありげに描かれた。恋の予感かと思いきや、最終回も距離は縮まらなかった。よもぎは以前に雨漏り修理でヒロト宅を訪れた際、シマアジの刺身を一緒に食べないかと誘われて断ってもいた。
〝何も起こらない〟ドラマらしい、ヒロトとよもぎの関係。X(旧ツイッター)では、「ラストの芋煮、よもぎさんも居たらなぁ。。。」といった反応の一方、「シマアジに続き芋煮会も断るよもぎさんがよかった」「行かなかったの、なんかいい感じ」「ふたりの距離感なんかよかった」「芋煮会に行かないのがいいんだよね」と結末に共感するような受け止めも少なくなかった。
よもぎの「行ってたら――」は、誘われてまんざらでもない様子。「行かなかったってことは続編やるよね!」「シーズン2の伏線だったらいいな」「これでますます続きが見たくなった」とパート2を予感させる終わり方でもあった。












