7年半前に性的暴行スキャンダルでハリウッドを〝追放〟されたアカデミー賞俳優のケヴィン・スペイシーが、現在は「ホームレス」であることを告白した。英紙テレグラフが19日、報じた。

 スペイシーは2017年に英国で4人の男性から性的暴行の刑事訴訟を受けたが、最終的には無罪となった。他にも多くの未成年者から性的暴行の告発を受けて、映画界から事実上、追放されていた。23年に無罪判決が下された後は、復帰を果たしてヨーロッパを中心に小規模な活動を続けていた。

 現在の生活についてスペイシーは「ホテルに住んだり、レンタルハウスに住んだり、仕事があるところに通ったりしています。文字通り家がないんです。それを説明しようとしているんです」と語っている。

 性的スキャンダル後の自身の経済状況は「良くない」としているが「破産に至ったことは一度もない」としており、現在でも性的暴行疑惑を強く否定しているスペイシーは「この7年間の(裁判)費用は天文学的な額だった」と説明した。

「収入はほとんどなく、すべて出て行った」とスペイシーは語りつつ、ハリウッドでの「(仕事の)キャンセル」については、「乗り越えられる」としている。

「奇妙な感じだが、最初に始めた場所に戻ったような気がする。つまり、仕事があるところに行っただけだ」と前向きに語りつつ、以前はメリーランド州ボルチモアに住んでいたスペイシーは「すべては保管されており、状況が改善し続ければ、いつかまたどこに定住したいかを決めることができるようになることを願っています」と胸中を明かした。

 スペイシーは映画「スター・トレック:ディスカバリー」に出演した俳優アンソニー・ラップを含む30人以上の男性から不適切な行為や性的暴行の疑いで告発されており、こうした訴えは2017年から表面化し始めていた。

 これを受けてネットフリックスは当時絶大な人気を誇ったドラマ「ハウス・オブ・カード」におけるスペイシーの象徴的な役を削除し、18年に共演者のロビン・ライトが代わりに監督を務めて終了している。

 スペイシーは現在、少しでも前進しようと努力し、今週にはキプロスのリマソールにあるリゾートで公演を行っている。