弁護士の北村晴男氏が日本テレビ系ドラマ「セクシー田中さん」の著者・芦原妃名子さんが亡くなった件に言及した。
芦原さんをめぐっては、ドラマの制作側とトラブルとなり、自身で9、10話の脚本を書く異例事態となった。芦原さんの「漫画に忠実に描いてほしい」という要望を、制作サイドが反故にした可能性がある。
この問題を機に、漫画界ではメディアミックスにおける原作者の権利や立場の再考を求める動きが加速。北村氏は15日までに更新したユーチューブの中で原作者が持つ「著作者人格権」「同一性保持権」を説明。これは「著作物及びその題号につき著作者(著作権者ではないことに注意)の意に反して変更、切除その他の改変を禁止できる権利」のことをいう。
北村氏は「原作を勝手に変えてはいけない権利」と説明した上で、一方的に改変された場合は「損害賠償や〝元に戻せ〟と言う権利が発生する」と解説。一方で原作者が容認すれば問われず「『変えてもらっては困ります』と言わなければ、同意したものとみなされる」という。
その上で北村氏は「芦原さんの場合はブログを拝見すると、原作も継続中で原作自体がどういう風に完結するか、まだ決めていない段階だから、ドラマの内容については自分が全部チェックして、自分のOKが出なければ絶対困りますよ、と最初の条件で出していた」と指摘した。
北村氏は芦原さんについて「おそらく、〝大変だけれども十分チェックしていこう〟という思いを持ってこのドラマ化をOKされたんだと思います。ところが芦原さんの思いとは裏腹に、変わった脚本が上がってくる。そのたびにストレスを抱えて『これじゃ困る』と突き返したり、『ここを変えてください』と言ったり。そのような作業をずっとしてて、大変な思いをされたと思う」と心情をおもんぱかった。












