昨年10月に亡くなった「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバーで40代男性の妻Aさんが10日放送の「報道特集」(TBS系)で初めてメディアの取材に応じた。
男性はジャニー喜多川氏による性被害を公表したが、トラウマと誹謗中傷に悩み、妻と幼い子どもを残し亡くなった。男性は妻に対して性被害の詳細について語ろうとしなかった。
Aさんは「『ちょっと襲われかけて蹴って逃げた』みたいな軽い感じで。ふわっとした感じでしか聞いてなかった。その時は被害も軽く済んでいると思っていたし、そんな大きな話じゃないと思っていた。あとからです、知ったのは」と回顧。
昨年5月に男性はジャニーズ事務所に電話で被害を申告したが返事がなかったため妻の反対を押し切り、同年9月に実名で被害を訴えた。そこから誹謗中傷とともに男性と家族の個人情報がSNS上に拡散され、子供の写真まで掲載された。
「主人もある程度の誹謗中傷は覚悟していたと初めは言ってたが、家族の写真、名前とか色々書かれるので、どんどん自分だけじゃなくて周りを苦しめていくと気にしていた」
亡くなる数日前にぽつりぽつりと昔話をしゃべり出したという。「性被害に遭った時も睡眠薬を1瓶飲んで飛び降りようとしたことがあって『その時に死に損なった』って。辛かっただろうな、寂しかっただろうなとか考えたり。どこかで止められなかったかな」と後悔をにじませた。
男性が亡くなった後も誹謗中傷は続いている。「『奥さんがお金のために売り込んで殺した』とか。本人亡くなってるじゃないですか。ターゲットがいなくなったから家族に向かってくる。どうなったら終わるのかというのがすごいありますね」とやり場のない気持ちを吐露。
今後について「(誹謗中傷を)消してくれって死ぬまでずっと言っていた。ちょっとでも消してあげたいと思う」と話した。
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