元宮崎県知事でたけし軍団の東国原英夫が、熱湯風呂のルーツと前代未聞のハプニングを明かした。

 23日に公開されたタレント・関根勤のユーチューブ動画に出演。たけし軍団と言えば、体を張った芸風で、なかでも1983年から1999年まで放送された日本テレビ系「スーパージョッキー」の〝熱湯風呂〟が有名だ。

 実はこの熱湯風呂、全く別のトンデモ企画からできた副産物だった。東国原が明かす。

「まだ3人くらいしか軍団がいない時。僕、宮崎の出身で『スキーやったことがない』と言ったら、(たけしが)『それ面白いな』となって。それでできたのが『初心者対抗直滑降レース』。みんな初心者。それを苗場の上級コースでやったんですよ」

 それも海パン一丁。一歩間違えれば死んでもおかしくないが、時代は昭和だ。スキー初心者で止まり方も知らない東国原は最終的には用意されていた投網で捕獲されたという。

 その後、たけしが『おまえ体冷えてるだろ』と用意してくれたのが、ドラム缶風呂。温度は60℃くらいだったという。

「入ったらあっつー!と飛び出て、外に出たらまた寒~い! これが面白いとなった」

 これが熱湯風呂の起源。そこからスーパージョッキーの名物コーナーとなっていったのだが、東国原いわく「最初のころは生放送。ぬるいのに入ってリアクションするのはわざとらしいからと、たけしが『本当に熱いのに入りなさい』って」。

 熱湯風呂のコーナーが放送されるのは午後1時20分~25分ごろ。番組スタッフは午後1時には熱湯風呂を用意しておき、冷めることを逆算して温度は「60℃~70℃くらいで作っていた」。すると大抵、コーナーが始まる時には50℃前後で落ち着いていたという。

 ところが、ある日の生放送で前代未聞のトラブルが発生。熱湯コマーシャルの前にライブを披露する予定だったチェッカーズが到着せず、急きょ熱湯風呂が前倒しになったというのだ。

「生放送でスタジオが『どうする!?どうする!?チェッカーズ来てないぞ』となって、『すいません、熱湯と順番を入れ替えます!』となった。僕らは内情知ってますから。『ウソ!?そんなのある!?』って。それでも言えないから、急いで海パンに着替えて…。60何℃ですから、スタジオ中が湯気でモクモク。でも入らなきゃいけない。その時に風呂の門で『押すなよ』って最初に言ったのが僕なんです」

 自分のタイミングで入りたかった東国原だったが、結局たけしが「早く入れ」と後ろから蹴り。東国原は頭から熱湯に飛び込んだという。

「熱いではなく、痛い。気絶する寸前」。そう東国原は力説していた。

 ちなみにその時にゲスト出演していたのが、香港スターのジャッキー・チェン。熱湯に頭から飛び込み悲鳴を上げる東国原を見て大爆笑していたという。