米俳優ジョニー・デップが仏ファッション&化粧品大手ディオールと3年2000万ドル(約27億1360万円)の契約を結んでいたことが明らかになった。これは男性化粧品の広告契約としては世界歴代最高額。米誌「バラエティ」が12日伝えた。

 デップは2015年からディオールの男性用オードゥトワレ「ソヴァージュ」の広告塔を努めてきた。だが、2020年に英紙サンの〝DV夫〟記事をめぐってデップが新聞社を名誉毀損で訴えた訴訟で、英国の裁判所は「記事はおおよそ事実」と認定し、デップは敗訴し、イメージが大きく損なわれた。それでもディオールはデップとの広告契約を解消しなかった。

 そして昨年6月、デップは自分を〝DV夫〟扱いした元妻アンバー・ハードを名誉毀損で米国の裁判所に提訴した訴訟では勝訴。その結果、〝ワイルドなロッカー〟というデップのイメージ戦略が功を奏し、同商品の売上は昨年急上昇。ディオールのベルナール・アルノー会長は「成功はひとえにジョニー・デップのイメージ」と称賛したという。

 その後の昨年8月、デップはディオールとの契約を更新したと報じられていたが、当時金額など詳細は不明だった。

 同誌によると、デップの3年2000万ドルの契約は、これまで歴代最高額だった米俳優ロバート・パティンソンが2012年にディオールと結んだ3年1200万ドル(約16億2800万円)を大きく上回った。パティンソンはディオールオムの香水の広告で起用された。

 また、デップの契約額は、ブラッド・ピットが12年にシャネルの香水「シャネルNo.5」の広告塔を務めた際に結んだとされる契約金700万ドル(約9億5000万円)の約3倍にあたる。