米俳優ジョニー・デップ(59)は3日、元妻で同女優アンバー・ハード(36)によるカウンター訴訟でハード側の主張を認めた6月の評決を不服とし、控訴したことが分かった。米誌「ピープル」などが伝えた。

 6月の評決で米バージニア州フェアファクス郡裁判所の陪審は、ハードが2018年、米紙ワシントン・ポストに寄稿した意見文で、家庭内暴力(DV)があったとする内容は虚偽で名誉毀損だとするデップの主張を認め、裁判所は元妻に損害賠償約1000万ドル(約15億円)の支払いを命じた。

 同裁判ではアンバー側が、デップの元弁護人が「DVはでっち上げ」とする発言をしたことは名誉毀損だと主張。陪審はその言い分を認め、裁判所はデップに200万ドル(約3億円)の賠償支払いを言い渡した。

 その発言とは、デップの元弁護人だったアダム・ウォルドマン氏が20年4月27日付英紙デーリー・メールの記事の中で語ったもので、「ハードは16年に友人と共謀し、あたかもデップからDVを受けたかのように装い、警察に通報して虚偽の被害届を出した」とするものだ。

 ハード側は、ウォルドマン氏が当時デップの代理人で、問題の発言はデップの考えを代弁するもので名誉毀損にあたるとして反訴。だが、デップ側は、ウォルドマン氏はこの裁判の弁護団の一員ではなく、その発言をデップの責任にすることでできないと主張。

 そもそも、ウォルドマン氏の発言が、名誉毀損の成立条件である「悪意のある発言」だったとする主張をハード側は証明できていないと指摘。「評決は間違い」だとしてバージニア州高等裁判所に控訴した。アンバー側はすでに控訴の申し立てをしている。