歌手の桜田淳子(64)のメモリアルイヤーに暗雲が垂れ込めている。安倍晋三元首相の銃撃事件に端を発した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる一連の騒動は広がるばかり。そんな中、懸念されているのが、来年デビュー50周年を迎える桜田の動向だ。かねて旧統一教会の〝広告塔〟と位置づけられ、40周年イベントでも物議を醸しただけに、全国霊感商法対策弁護士連絡会も警戒を強めている――。
「花の中三トリオのうち、森昌子、山口百恵は芸能活動を終了していますが、終了宣言していない桜田だけは〝現役〟ですからね。ファンも喜ぶことでしょう。デビュー40周年をやったのに、区切りの50周年をやらないのは逆に不自然ですよ」
そう話すのは桜田の関係者だ。
1973年に「天使も夢みる」でデビューした桜田は、またたく間にトップアイドルになった。8枚目のシングル「はじめての出来事」でオリコンチャート1位を獲得すると「十七の夏」「わたしの青い鳥」「サンタモニカの風」などヒット曲を量産。役者としても才能を開花させ、映画「スプーン一杯の幸せ」を皮切りに主演作を次々こなし、80年の舞台「アニーよ銃をとれ」で女優の地位を不動のものとした。
ところが、そんなトップアイドルの芸能人生が暗転したのは92年。自身が旧統一教会の信者だと明かした上で、合同結婚式に参加したから世間は仰天した。
「当時からすでに旧統一教会の霊感商法が社会問題になっていました。にもかかわらず、スターの桜田が現役信者として合同結婚式に参加したため大騒ぎになりましたね」(ワイドショー関係者)
婚姻後、散発的にマスコミをにぎわせることはあったものの、桜田は芸能界とは一線を引いていた。ところが2013年5月に、かつて所属していたサンミュージック会長の通夜に参列。16年半ぶりに公の場に姿を現すと、同年11月にデビュー40周年イベントを東京・銀座博品館劇場で行ったのだ。
イベント関係者は「お客を前にステージに立つのは何といっても22年ぶり。往年のファンだけではなく、クリス松村や太川陽介が見に来るなど大盛況に終わりました。桜田さんの持ち歌には、故阿久悠さんの名曲もいっぱいある。(50周年の)メモリアルコンサートを手掛けたい芸能関係者はいっぱいいるはず」と話す。
だが、桜田が旧統一教会の事実上の〝広告塔〟を務めてきたのは周知の通りだ。入信の動機付けや、信者間の士気の高揚に全く役立たなかったとは考えにくい。
全国霊感商法対策弁護士連絡会の山口広弁護士も警戒を強める。
「50周年なんて断じて許されませんよ。実際、教団内で歌をうたったこともありますし、桜田さんの影響は本当に大きいんです。だからこそ、我々は40周年の時にも会見を開き、抗議声明を発表したんですから」
現在バッシングの渦中にある旧統一教会だが、桜田が50周年コンサートを開催すれば、〝世間に信認された〟と誤解を与える恐れもある。
では、家庭連合はどう考えているのか。
まず、桜田の芸能活動については「当法人が一信者である桜田淳子様の芸能活動に関与することは一切ございません」と無関係を強調。教団施設内や主催イベントで歌唱したことについては「桜田淳子様のご好意で過去に一度だけあったと記憶しております」と認めた。ただ「当法人が桜田淳子様を広告塔として扱った事は過去から現在に至るまで一度も御座いません」と否定した。
物議を醸しそうな来年の50周年。桜田は公の場に姿を現すのだろうか。










