オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第98回は「神戸のジェイソン」だ。
妖怪絵師の増田よしはるくんが、神戸在住時代に喫茶店のマスターから聞いた怪人のことである。マスターによると「神戸のジェイソン」は全身が包帯に包まれており、肌と同化しているらしい。一見、ミイラ男のような姿をしている。
また、今まで2回死んでいるという。1回目は車にはね飛ばされて死んだはずだったが、翌日普通に歩いていたという。
2回目は悪い若者たちによって火をつけられ、丸コゲになってしまったが、数日後に平気な顔をして歩いていたとされる。死ぬことがない不死身の存在がジェイソンなのだ。
また、京都の北野天満宮近くの路上に止まっている車の中に、座っているジェイソンが目撃されている。兵庫県から近隣の京都府に移住したのであろうか。
都市伝説におけるジェイソンといえば、ジェイソン村と呼ばれる廃村が思い浮かぶ。一説によると神奈川県にあるとか、軽井沢近くにあるとか言われており、大量殺人を行ったジェイソンが身を潜めていると言われている。神戸のジェイソンと何か関係があるのだろうか。
【山口敏太郎】作家、ライター。著書「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」など200冊あまり。テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。ユーチューブでオカルト番組「アトラスラジオ」放送中。






