25日に死去した女優島田陽子さんは1953年生まれ。昭和でいうと先日旅立った元横綱二代目若乃花と同じ28年。相撲界では「花のニッパチ」と称されるほど人材豊富な世代だった。
多数のヒット映画や人気ドラマが出演歴に並ぶ島田さんは、学園ドラマでマドンナ教師も演じている。20~21歳時に放送された「われら青春!」(74年、日本テレビ系)と24歳時の「おおヒバリ!」(77~78年、TBS系)だ。
「われら青春!」での役どころは、中村雅俊演じる兄貴分的な熱血高校教師・沖田の同僚。堅物女教師は沖田から「タンチョウヅル」呼ばわりされた。その心は「キレイだけど煮ても焼いても食えない」。沖田の言動に眉をひそめるのが常だったが、やがて2人はひかれあう…。
同作のパターンは、先月終了した木村拓哉主演の「未来への10カウント」(テレビ朝日系)に形を変えて引き継がれている。型破りな運動部指導者に、部活動を快く思わない学園幹部、校長に媚を売る教頭、女教師との〝バディー〟関係…と共通点がみられる。
同じく私立高を舞台とした「おおヒバリ!」では北大路欣也、古谷一行らの同僚教師を演じた。熱血ドラマとは打って変わってシリアスな恋愛模様も描かれたが、規則にやかましい杓子定規的な島田さんの役柄は「われら青春!」と変わらず。ついたあだ名が「トラピスト」で、堅物さが修道会の一派を意味する言葉を呼んだのだろう。
両ドラマで主役の男性教師に共通するのがラグビー。早慶明など大学を中心としたラグビーブームが到来するのは80年代だが、サッカーとともに昭和の学園ドラマの必須アイテムでもあった。
SNSでは「島田さんといえばタンチョウヅルでした」と懐かしむ投稿も見られた。










