26日に行われた東スポ映画大賞授賞式で、「湯を沸かすほどの熱い愛」に主演し見事、2年ぶり3回目の主演女優賞に輝いた宮沢りえ(43)とたけしの“ラブラブツーショット”が実現した。作品を重ねるたびに女優としての評価が高まるりえに、壇上のたけしもヒートアップ。「もうアイドル女優のころを知らない人も出てきている。やはりカメラの前で磨かれている人は違うね」と大絶賛。また、たけしが新人だったころのりえをあるCMに引っ掛けてからかっていた、2人だけの“マル秘エピソード”も飛び出した――。

 りえは舞台「足跡姫~時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)~」(3月12日まで、東京芸術劇場プレイハウス)の公演を終え、授賞式に駆け付けた。美しい着物姿に、たけしも思わず頬を緩めた。

「見事に女優として輝いている。もう、アイドル時代のことを知らない人も増えてきているんじゃないのかな。やっぱりカメラの前で磨かれている人は違う。しっかりと舞台をやっていることが財産になっている。これが頂点じゃなくて、まだまだ先を目指して頑張ってほしい」

 最大級の賛辞を贈ったたけしは、りえの舞台をこっそり観賞したといい、「心配で見に行ったんだけど、しっかりやっていた」と“親心”あふれるエピソードも披露した。

 さらに、たけしはりえがアイドルとしてデビューした当時を振り返る。

 りえのブレークのきっかけといえば、1987年、「三井のリハウス」のCMに起用され、美少女として注目を集めたことだった。中学生だったりえと初めて会ったたけしは「おい、三井のリハウス! 三井のリハウス!」と、からかっていたというのだ。司会のガダルカナル・タカも「本当に殿は初対面の方にヒドイことしますよね」とあきれるばかりだ。

 そんなやりとりを苦笑いで見ていたりえは、マイクの前に立つとまずは「遅刻してしまってすみません」と頭を下げる。

 2003年と15年に続く主演女優賞は、小泉今日子の2回を上回る最多受賞。東スポ映画大賞の常連で“顔”ともいえる存在になっているが、りえは「いつも東スポって街で、キヨスクやコンビニに並んでいるのを見ると、ドキッとしたり、くすっとしたりする時もあるけど、1年に1回、たけしさんが選んでくださる映画賞の時には東スポという文字は輝かしく見えます」と笑う。

「他の賞とはまたちょっと違って、この賞をいただくとすごく励みになりますし、またここに来たいなって、すごく思います。年を重ねることで得るものを大事にしながら、ずっと未完成のままでいきたいですね、はい」とたけしの言葉をかみしめていた。

 ツーショットが実現し、和やかムードになった会場。たけしはりえとの“パリでのエピソード”を話し始めた。

 過去には全編フランス・パリで撮影された「エロティックな関係」(92年、若松孝二監督)で共演。それを振り返り「あの時は(共演した)内田裕也さんが1人で舞い上がっちゃって困っちゃったよな。ロケハンだけで1500万円使って、見つけた場所がシャンゼリゼ通りとエッフェル塔だよ。ロケハンしなくても、絵ハガキ見りゃわかるじゃん。で、劇中で助けなきゃいけない女の子の頭に銃を突きつけちゃったんだから」と苦笑い。そして「その時から宮沢さんは器用で、フランス語のセリフをしっかり話していた。オレなんかよりも、よっぽどうまかったのを覚えている。感動した」と褒めまくりだ。

 最後の写真撮影でも2人は横並び。その際も何やら親しげに言葉を交わし、仲良く写真に納まった。日本を代表する女優になったりえに対し、たけしも終始、笑顔。会場からも大きな拍手が送られた。

 式終了後には、綾野剛(35)がりえに駆け寄り「りえさん、また今度!」とあいさつするなど、後輩からの信頼も厚い。今度は北野作品で、りえが輝く姿が見られるかもしれない。