秋元康氏(63)が企画・原作を手掛け、大ヒットしたドラマ「共演NG」が、全世界向けに英語版リメークされることが18日、分かった。米人気俳優のウィル・スミス率いるウエストブルックスタジオと秋元氏が共同制作。アイドルプロデュースのみならず、近年は話題のドラマ&映画の企画・原作・原案を手掛ける秋元氏。世界中から手腕に注目が集まりそうだ。

「共演NG」の英語版リメーク決定の一報が報じられたのは、米ハリウッド最大級のエンターテインメントニュースサイト「デッドライン・ハリウッド」(現地時間17日)だ。

 ウエストブルックスタジオは、昨年6月に秋元氏がプロデューサーを務め、グローバルヒットコンテンツを作るために設立された「AKIMOTO PROJECT LLC」と戦略的な提携を結んだウィル・スミスら率いる米メディア会社・ウエストブルックの映像制作部門。

 同スタジオが日本の大ヒットドラマ「共演NG」の全世界で放送する権利を獲得。英語版リメークの共同制作は提携の一環となる。

 同ドラマは秋元氏が企画・原作を担当し、2020年10月期にテレビ東京系で放送された。中井貴一と鈴木京香がダブル主演を務め、25年前に別れてから共演NGになった大物俳優の人間関係を描いたコメディー作品として話題を集めた。

 AKIMOTO PROJECT LLC社のCEO・松本詠子氏は取材に「『面白い! ぜひリメークをさせてほしい』というお話をいただきました」と説明。ウエストブルックスタジオのテレビ部門トップのテレンス・カーター氏も「演技派俳優たちのコメディーと心温まるロマンスが感じられる。秋元氏は世界に共感できるヒット作品を日本で作り上げた。一緒に世界の視聴者に届ける作品を作り上げることを楽しみにしている」と絶賛している。

 リメーク版の制作にはカーター氏らに加え、秋元氏もエグゼクティブプロデューサーとして参加。松本氏によれば、プロデューサーとして〝米国デビュー〟になるという。

 秋元氏は「『共演NG』というのは、おそらく、世界中のエンターテインメント界にある〝暗黙の了解〟でしょう。新たなアイデアが次々に思い浮かんできます。大変なのは、そんな共演NGの2人に、腫れ物に触るかのように接しなければいけない周りの人間なんです。それは、まさに喜劇です。ウエストブルックスタジオと組んで制作する『共演NG』は、さらにスケールアップすることでしょう。面白い企画は国境を超えて成功することを証明したいと思います。ご期待ください」と力を込めた。

 秋元氏といえば、AKB48や乃木坂46をはじめとするアイドルグループのプロデューサーとして手腕を発揮してきたが、19年に企画・原案を担当し、2クールにわたって放送された日テレ系ドラマ「あなたの番です」が大ヒット。昨年12月公開の劇場版も興行収入20億円に迫っている。

 さらに企画・原案を手掛け、あな番スタッフが再集結した昨年10月から2クールで放送中の日テレ系「真犯人フラグ」も好評。同じ昨年10月期には深夜帯のドラマ「じゃない方の彼女」(企画・原作、テレ東系)や「この初恋はフィクションです」(企画・原案、TBS系)を担当。今年1月期の「ユーチューバーに娘はやらん!」(テレ東系)と「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日系)の2本のドラマの原作・企画も担当している。

「最近のドラマは広告的価値の高い40代までの視聴者を重視していますが、そうした世代は『TVer』など配信サービスで見る人も多い。TVerの視聴ランキングで『真犯人フラグ』の1位をはじめ、多くの作品がランクインしてきた。今、乗りに乗ってる〝秋元ドラマ〟が世界でどう評価されるか非常に気になりますね」(民放ドラマスタッフ)

 現在、英語版「共演NG」は主演を含めて考案中とのことだが、豪華なキャスティングになることは間違いなさそうだ。