ボートレース福岡のGⅢ「第9回ウエスタンヤング」が11日に開幕した。初日メインのドリーム戦は絶好枠に陣取った羽野直也が逃げ切り快勝。舟足も伸び中心に好仕上がりでこのままシリーズをけん引していきそうな雰囲気が漂っている。

 この兄・直也とともに好発進を決めたのは羽野諒(25=福岡)だ。初陣の4Rは2着。3コースからまくり差し、バックストレッチでは1号艇・牧山敦也に舳先をかけるシーンもあるなど、見どころタップリのレースとあって「牧山選手の方が二の足は良さそうだった。でも、最近の3コース戦の中では良かった」と笑みを浮かべた。

 タッグを組む61号機は近況上昇中のエンジンで動きは軽快。「回り足中心に良くてスリットで下がることはない。満足はしていないけど1走目としてはいい」と手応えをつかんでいる。

 兄・直也との兄弟あっせんは「アドバイスをもらえるし、心強いですよ」と大きなプラス材料。その一方で「気合は入っている。空回りしないようにしたい」と冷静さをキープしている。

 2日目も好走して兄弟でシリーズを盛り上げる。